近4戦を、1分3敗の11失点。
クラブが公式サイトに謝罪文をあげるまでに至った、セレッソ大阪。
第28節の対戦相手は、レノファ山口さんでした。
レノファ山口の攻撃サッカー。長短のパスワークとドリブル、後ろが前を追い越すフリーランニングで狭いスペースをこじ開けていくスタイルは、セレッソ大阪のサポーターに、強い郷愁を感じさせます。
懐かしい映像
当時のセレッソと戦ったチームのサポーターが感じた(かもしれない)気持ちを、6年7年たって味わわされたのが、前回5月の山口戦でした。
苦しい状況で、ある意味、後がなくなったセレッソ大阪は、3日後に戦う松本山雅(2位)についていくためにも、勝たなければなりません。
大熊清監督がとった作戦は、素人の私にも分かりやすいものでした。
3バック(実質5バック)でスペースを埋める。
ディフェンスラインを低く設定し、ブロックをつくって守る。
前の選手が相手守備陣にプレッシャーをかけ、ラインを上げさせない。
(サイドのオーバーラップを消しにかかる)
レノファ山口に主導権を握られるのを前提にした、守備重視の戦術。
「我慢のサッカー」といったところでしょう。
それでも何度か決定機を作られていましたから、カウンターでゴールを決め、精神的に優位に進めることができたのが大きかったと思います。
先制できないまま時間が進んだら……、同点に追いつかれたら……、どうなったか、あまり考えたくありません。
それでも、今日の勝利は意味のあるものでした。
「自分たちのサッカー」といった耳心地のよいフレーズではなく、相手をリスペクトし、自らを過信しない、リアリズムが生んだ勝利だからです。
クラブとしての戦い方が定まらず、上積みも見込めない以上、今日の気持ちを忘れることなく、残りのシーズンに挑んでほしいと思いました。