「このままでは、古き良きハロプロが失われてしまう」
そのような発言をされるハロヲタさんが、一部におられるそうです。

確かに、この1年で、ハロー!プロジェクトは大きく変わりました。

道重さゆみさんのモーニング娘。卒業。
無期限活動停止に入ったBerryz工房。
そして、福田花音さんの卒業発表……

アイドル10年やってきたメンバーが去り、26人の新メンバーが来る。

モーニング娘。`15の12期メンバーとスマイレージ(現アンジュルム)の3期メンバーに加え、カントリー・ガールズ、こぶしファクトリー、つばきファクトリーと、3つの新グループが誕生しました。

楽曲の大半を、つんく♂さん以外の方が担当されるようになったのも、大きな変化です。各グループの新曲14曲のうち、つんく♂さんが担当されたのは、3曲だけでしたからね。
「Produced by つんく♂」の文字も、消えてしまいました。

「古き良きハロプロ」というものが何なのか分かりませんが、このような変化を嫌っての発言だとしたら、残念に思います。

変化がなければ、とっくの昔にモーニング娘。は解散していました。
卒業と加入を繰り返してきたからこそ、18年も続いているわけです。
(娘。のオーディションを受けて、他のグループに入った子もいます)

もう一つも、つんく♂さんの体調を考えれば、仕方のない決断でしょう。
楽曲提供者が増えることで、各グループの世界観が広がったり、住み分けができるようになると、ポジティブに受け止めたいです。

昨夜公開されたyoutube番組「GREEN ROOM」

「Hello!Project New Fes! 2015」に参加した新メンバーの舞台裏映像を見て、私は、ハロプロはこれからも大丈夫だと感じました。

「古き良きハロプロ」というものがあるとしたら、それは、ハロプロが長く守ってきたもの――歌うことであったり、リズムだったり、指先まで神経を集中させたダンスといったパフォーマンスの部分と、それらが帰結する「ライブ」を大切にする姿勢だと思います。

ももちPMを除けば、彼女たちはデビューしたばかり。
長い目で見守っていただければ幸いです。

追伸
私はプラチナ期と呼ばれたモーニング娘。を見てハロプロにハマり、Berryz工房や℃-uteのコンサートに足を運んできましたが、彼女たちと最近の若いメンバーを同じ土俵で語るのは、酷な話だと思います。
同一視して語るなら、デビュー当時の映像を見返すべきでしょう。