なぜあんなに苦手だった料理が好きになり始めたのか!


ある人の影響があったのですニコニコ


以下、やや奇抜な表現がございます
ご了解ください





その影響力が強かった方を
仮に料理人Xとしましょうグラサン


彼は子供の頃から料理が好きでした
おそらく、お父様の血を継いだのでしょう
一時期は調理師を目指したらしいのですが事情があり断念


そんな彼とふと料理の話になりました



私「料理が苦手なんだよね〜。苦手っていうか、嫌いかな」


料理人X「料理はね、美味しく食べてもらおうっていう気持ちがあれば出来るんだよ」


「………今まで旦那にそんな気持ち抱いたことなかった」


「マジか……そりゃ旦那さんが可哀想だわ」


「……だよね。私、実はずーっと前から、本当に旦那のこと好きなのかなって思うことがたまにあるんだよね」


「俺には分かりません」


「……だよね〜。でさ、私多分、自分がお腹空くから作ってるんだよね」


「俺もそりゃ腹が減ると昔から自分で作ってたけど。友達とかには冷蔵庫にあるものでチャチャっと作ると美味しいって言ってくれるんだよね」


「冷蔵庫にあるものでチャチャっと作れるのって尊敬する!」


「卵とご飯と肉があればチャーハンなんてすぐ出来るじゃん」


「チャーハンって難しいよ!ベタつくし」


「卵の量が多い方がいいの。2人分なら3個か4個使う。あと、ほんだし入れればなんとかなる」


「ほんだし⁈ へぇ〜……」


「あのね、料理はね、相手が誰であっても美味しいって思ってくれればそれでいいの」


「………」


「好きとか嫌いとかじゃなくて、美味しいって思ってくれるように作ればいいの」


……!


気持ちの問題だな」


……相手がどんな人でも関係ないんだ!」


「そそ」


「じゃ、料理人Xがもし嫌いな人に料理作らなきゃいけない状況になっても、作るの?」


「作るよ。なんで?」


「なんでって……嫌いな人にも作れるんだ…」


美味しいって言ってもらえればそれでいいでしょ」


「そうなんだ……料理ってそうなんだ!


「そだよ」


「じゃ、私も料理できるようになるかな?


「なるんじゃない? 気持ち、気持ち^^


「わかった!料理ってそういうことだったんだ!




かくして、その日から私は料理を「嫌な行為」とは思わなくなったのでしたニコニコ


そして、少しずつではありますが、料理の腕が上達していったのです照れ


料理人Xとハンズフリーで電話しながらキッチンに立ち、ビーフシチューを作ったこともありましたにんじ


動画を見せながら、まるで遠隔操作の手術のように。


楽しくて楽しくて
そしてその時の美味しかったこと!キラキラ


自分で作ってめちゃくちゃ感動して


私って天才!って思いましたもん爆笑
出た!得意の自画自賛…手取り足取り教えてもらったくせに


あと
味見するときはいちいち口をゆすぐこと
ご飯と一緒に食べることを想像しておかずの濃さを考えること……


などなど


料理できる人にはおそらく当然のことであろうことも、彼は私をバカにしたりしないで優しく教えてくれたのでした








ここで感のいい方はお分かりだと思いますが


料理人Xは私の初恋の人です







でん子