世紀末ウィーンの空気 | Cocuklarla

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トルコおじさんと息子たちに振り回される日々

この前2学期が始まったばかりなのに、もう今週は個人懇談会ウィーク。


もうすぐ冬休みで、クリスマスだなんて、一年って早いなあ。


てことは、冬休みに入るとできないことは今のうちにウシシ

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黄金のアデーレ名画の帰還」を観てきました。


公式サイトからの引用↓

 20世紀が終わる頃、ある裁判のニュースが世界を仰天させた。アメリカに暮らすマリア・アルトマン(82歳)が、オーストリア政府を訴えたのだ。
“オーストリアのモナリザ”と称えられ、国の美術館に飾られてきたクリムトの名画〈黄金のアデーレ〉を、「私に返してほしい」という驚きの要求だった。伯母・アデーレの肖像画は、第二次世界大戦中、ナチスに略奪されたもので、正当な持ち主である自分のもとに返して欲しいというのが、彼女の主張だった。共に立ち上がったのは、駆け出し弁護士のランディ。対するオーストリア政府は、真っ向から反論。
大切なものすべてを奪われ、祖国を捨てたマリアが、クリムトの名画よりも本当に取り戻したかったものとは──?


引用終わり


おばあちゃんの抑えた演技も、school boyなままの弁護士のダメ男っぷりも、この兄ちゃんの自分の知らなかったルーツに触れ(祖父がシェーンベルクで、父親が判事で、何かと比べられてモヤモヤしていたのだけれど、おばあちゃん同様ウィーンから迫害を逃れてきたユダヤ人一家だった)成長していく姿も良かったけど、何よりクリムトのこの絵画を巡る話がとても興味深かった。


実話に基づいた話なので、19世紀末ウィーンがお好きな方にはたまらないかな(^-^)


亡くなった友人がこの時代が大好きだったことを思い出しました。


一緒に観て語り合いたかったな。きっと一緒に観に行ってただろうから。