ありがとう、また会おうね。 | Cocuklarla

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トルコおじさんと息子たちに振り回される日々

酔っ払いの日記だと思って読んでください。酔ってませんが。

別のSNSへ書き込んだものを少しだけ手直ししたものです。


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Cocuklara-いばっは
画像は菩提樹の雑記帳 よりお借りしました。

大好きな友人と最後のお別れをしてきました。

運転中は子供たちも乗ってるので

とにかく何も考えないようにしてたのですが

菩提樹 」への通い慣れたあの道も

その日は違った景色に見えてしまい

涙が溢れそうになるのを何度こらえたことでしょう。

菩提樹には久しぶりに会う友人もいて

こんな形で再会することになるとは、なんて皮肉な(涙)。

才女とはまさに彼女のためにあるような言葉でした。

美人で、賢く、好奇心、探究心旺盛、問題意識が高く

何よりも音楽を愛し、芯が強く、曲がったことがキライで

だけどとても繊細で壊れやすく

大好きだったオーストリアのハプスブルグ家の皇妃エリーザベトと

シンクロするかのような人生を歩んできた彼女。

いつもあたしの憧れのお姉様でした。

追いつくことは結局できず、あたしは数年後には彼女の歳を追い越し

ただただ漫然と日々を過ごし歳だけとっていくことでしょう。

話題豊富な彼女の話に耳を傾けるのが大好きだったのに、もうそれもできません。

生前、曹洞宗の賑やかで大陸的な葬儀が好きだと言ってよく二人で盛り上がってたけど、どうだった?

あたしにはツラいものだったよ。

まさか貴女の葬儀で聞くことになるなんてね。

軽々しくそんなことを話してたあたしがバカみたいだよ。


いつも見てきたことを楽しそうに報告してくれたけど、もうその報告も聞けないんだね。

今度は天国で聞くし、また一緒にお喋りして盛り上がろう。

だからちょっと待ってて。


彼女と出会ってから早いもので15年。

不思議なことに、あたしはいつも彼女を

ヨーロッパのどこかの国のお姫様だと感じていました。

エリーザベトが大好きだと知ったのは

最初の出会いから随分たってから。

彼女はエリーザベトその人だったのかしら(^^)

さしずめあたしはご学友あたり?(笑)


次から次へと思い出が涙と共に溢れてきて心の整理ができません。

一人でガンバり走り続けてきた彼女。

心残りなことは沢山あるだろうけど、もうゆっくり休んでね。

お疲れさま。

そして、色んなことを教えてくれてありがとう。

「さよなら」は言わないよ。

だってまたいつか出会えるような気がしてるから!


自由になった貴女の魂は、今どこにいるのかな?

愛してやまないあの場所、あの街、あの人・・・

気になっていたあの場所、この場所・・・

貴女のことだからきっと忙しく動き回っているんじゃないかな。

それとも子供たちを集めてピアノを弾いてるのかな。


ところでお通夜の晩

寝苦しくなかなか寝つけなかったのですが

ふと目を開けると

キラキラ輝く美しい光が

くっきり目の前に浮かびあがり

そして静かに消えていきました。


お別れにきてくれたのかな。


寝ぼけてたんちゃうん?なんてツッコミはなしでお願い。

そう思わせておいてください。
そう思っていないと今はとても辛いから。

だってあまりにも突然の別れだったんだもの。


ホントにホントにありがとう。

どうか安らかにお眠りください。