芝 神明! | DEN

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「田」俳句会のブログ

イタリア。アメリカ。奥多摩ときたら、ついでに江戸まで!!

皆さんは、”め組の喧嘩”をご存知ですか?TVの暴れん坊将軍で、居候先のめ組としても登場する、江戸町火消しの”め組”です。

時は、江戸時代、文化2年(西暦1805年)将軍は、12代将軍、家斉。この将軍は、田沼意次を罷免し、松平定信を老中として「寛政の改革」を実施した将軍です。

この文化2年2月。芝神明神社にて、町火消し”め組”と、江戸相撲力士との間に起こった喧嘩です。

芝神明神社は現在、芝大神宮と称して、同じ場所、それは、浜松町から、大門へと向かい、大門の手前の交差点を右に曲がると、徒歩で5~7分ぐらい、芝大神宮です。


DEN-芝大神社の鳥居
芝大神宮の鳥居です。

後ろに東京タワーが遠望できますから、位置関係がお解かりになると思います。









DEN-本殿
小さくて見えにくいのですが、この本殿の狛犬は、”め組”の寄進に拠る物とのこと。

大きく、”め組”とその土台に書かれています。


喧嘩の主は、”め組”は、火消しの鳶、辰五郎。相手は、江戸相撲力士、九竜山。40人近い喧嘩関係者が奉行所に捕縛され、この喧嘩の折に使われた鐘楼は、遠島とされ、明治期まで、神明神社に戻されなかったそうです。

辰五郎他数名が江戸処払い=江戸追放。力士にはお咎めなしとのことです。

喧嘩の原因は、江戸大相撲の芝神明神社境内での興業に、無料入場を許されている、火消しの”め組”の頭、辰五郎が、火消しとは無縁の友人をただで入場させようとして、言い争いになったとのことです。

余談ですが、丁度この年、華岡青洲により、日本で始めての麻酔手術が行なわれたそうです。

その患者は、今で言う乳がんとのことです。


最後に、目休め、櫨紅葉。こんなに赤くなったのは、5年ぶりぐらいです。


DEN-櫨紅葉-1
         
DEN-櫨紅葉-2
ごらんのように、2本の櫨が有ります。どちらも実を見たことがありません。

今年は花が大変よく咲き楽しみにしていたのですが。


今日の風と雨で、ほとんど散ってしまうでしょう。




八川