「目黒のさんま」という落語の、起源となった、茶屋が在ったと言われる茶屋坂。
この話は、江戸期、3代将軍、家光から始まって、その後長く続いた事柄が元のようです。
現在は、茶屋坂は、本来の道筋とは違う坂につけられていますが、この写真に在る様に、正しい坂に、解説の碑が建てられています。
この坂道は、目黒の鷹番と言う地名にその由来がのこる、将軍家の鷹狩場への道筋であったために付けられたようです。
主宰の句
冬の芽や坂のはじめの目黒川 水田光雄
「田」会誌 第五十号、目黒川 掲載
と在る様に、目黒川を挟んで、多くの坂が有り、どの坂も交通の難所として、その時代、それなりの物語を生んだようです。
ちなみに、有名な、目黒不動尊への参道の坂。行人坂。冠坂。
創った庄屋が罪を問われた、権の助坂。
馬喰坂。なべころ坂。など変わった名の坂もあります。今度写真でお見せいたしましょう。
今回は、茶屋坂です。
坂の入り口。向かって右側の道です。
坂の上部。
坂の途中にある説明板
坂の中間部。90度近く折れ曲がっている。
坂の最下部より見上げた物。
ご覧の様に、今ではその面影は在りません。
遠方の高層ビルは、恵比寿ガーデンヒルズの建物です。