2024年4月の国宝を巡る旅、今回は熊本から大分に抜けて船で四国に渡り、また船で広島に渡って国宝やお城、古い街並みを巡ってきました。
写真は熊本県の国宝 通潤橋です。


初日の4月3日はあいにくの雨模様で、福岡空港では着陸はしたものの、落雷の危険があるとのことで滑走路から移動できず、機内で約2時間待たされました。

 空港からは地下鉄で博多駅に向かい、九州新幹線に乗り約40分で熊本へ。

熊本駅からは路面電車で、本日の1番目の目的地、熊本城へ向かいました。

 次に乗車する空港行のバスターミナルを確認し、いざ熊本城へ。

お堀がわりの川を渡ると桜が満開でした。

みやげ店が並ぶ桜の馬場から見上げると櫓が見えました。

登城口に向かう途中には、平成28年の熊本地震で崩れた石垣が、修復の途上にありました。

こちらが加藤清正公が築城した天下の名城 熊本城の雄姿です。日本100名城にも指定されています。

福岡空港で2時間足止めとなったことから登城時間がなくなってしまい、遠くから写真を撮るだけになってしまいました。

 次に向かったのは、令和5年に国宝に指定されたばかりの通潤橋へ。

 この日の宿泊先は大分県の竹田市なのでその途中の熊本空港までバスで向かい、そこからレンタカーを借りて約30km南西の山都町へ。

発達した低気圧による暴風雨の中、車窓から眺めた通潤橋です。

この後、風雨が少し弱まってきたので、近くまで歩いて行きました。

棚田の際に桜が咲く、のどかな田園風景です。

間近から見上げた通潤橋です。アーチが綺麗です。

こちらは上から見た姿です。

通潤橋は幕末の1854年に農業用水を通すために建造されました。

土木構造物が国宝になるのは初めてだそうです。

こちらは橋の向こうの田園風景です。

 この後、熊本空港に戻り大分行きの都市間バスに2時間乗車し、大分県竹田市に。

ちょうどバス停は市営温泉の前だったので、ひと風呂浴びて今日の宿へ。

古い建物が残る街並みを予約した宿を探して歩いていると、車で通りがかった地元の方が声をかけてくださいました。優しい街です。

翌朝、宿の窓を開けると電線にツバメがとまっていました。


朝食後、古い建物が残る竹田の街並みを散策しました。

瀧廉太郎の旧宅がありました。「荒城の月」は、この後行く岡城をモチーフとしたそうです。

こちらは城下町の風情です。

こちらは旧郵便局です。

この後、約1km東の岡城跡に向かいました。

駐車場から見上げると石垣が見えてきました。

駐車場の右側から登城開始です。

大手門跡が見えてきました。

石垣の合間を進むと

崖の向こうに本丸跡が見えてきました

絶壁の上に建つ、まさに堅城で、日本100名城に指定されています。

絶壁の石垣が続きます。

二の丸跡には瀧廉太郎の銅像がありました。少年時代を竹田市で過ごし、廃城となり荒れ果てた岡城にも登って遊んだそうです。


"荒城"の岡城も、あちこちに桜が咲き、春爛漫の風情でした。

 この日はこの後、都市間バスとJRを乗り継ぎ、四国を望む玄界灘に面する臼杵市に向かいましたが、それはまた次回で。