2023年11月の国宝を巡る旅、初日23日の高野山の続きです。

 写真は高野山のシンボル、高さ50メートルの根本大塔です。


 高野山は「紀伊山地の霊場と参詣道」として熊野、吉野・大峯とともに2004年、世界遺産に登録されました。

 前回紹介した高野山入口の九度山町にある慈尊院・丹生官省符神社や、今回訪れた参詣道を10kmほど登った かつらぎ町にある丹生都比売神社も世界遺産の登録資産となっています。

趣のある太鼓橋を渡って境内へ。

登録資産、重要文化財の楼門です。

その奥の本殿も登録資産、重要文化財です。

 この後、20kmの山道を車で登り高野山へ。


高野山の入り口には巨大な大門が。登録資産、重要文化財です。

高野山は標高約800mにあり、周りはご覧のとおり高山の景色です。
 高野山は弘法大師 空海が開いた修禅の道場で、真言宗総本山金剛峯寺を中心に117の寺院が並ぶ宗教都市です。

大門からメイン通りを東に500m進むと、左手に壇上伽藍の入口、中門がありました。

中門をくぐると大きな金堂があり、その右奥には巨大な根本大塔が見えます。

金堂の奥左手には御影堂が。

その反対、右側の根本大塔を更に東へ進むと

国宝の不動堂がありました。

鎌倉前期の建築で、世界遺産の構成資産でもあります。

次にメイン通りに戻り東奥に進むと、右手に三昧院の標識が。この路地を進んだ先に三昧院がありました。

境内右手には世界遺産登録資産、重要文化財の客殿及び台所が。

左手前には国宝の多宝塔が。鎌倉前期の建築で、世界遺産登録資産でもあります。

多宝塔の右隣には経蔵、

その奥には四所明神社が。いずれも世界遺産登録資産で重要文化財です。

 次にメイン通りに戻り反対側の北西1kmほどにある徳川家霊台へ。

石段を昇り立派な門をくぐり右手に進むと

徳川家康の霊屋があり、

左隣には二代将軍秀忠の霊屋がありました。いずれも三代将軍家光が建てたもので世界遺産登録資産・重要文化財です。

 次にメイン通りに戻り2kmほど東に進み奥の院へ。

灯籠が並ぶ石畳の道を奥に進むと

左手に戦国武将らが眠る墓地が見えてきました。

織田信長の墓所を見つけました。

更に奥に進むと御廟橋が。この先には弘法大師が眠る御廟と奥の院が。


帰り道はとっぷり日が暮れて幻想的な雰囲気に。

月もでていました。

 高野山からレンタカーを借りた堺市駅まで60kmを戻り、そこから電車で昨日と同じ宿の天王寺界隈へ。

夕食は、先程の聖地とは打って変わり俗気溢れる新世界で大阪名物 串カツとどて焼き、ホルモンを賞味しました。

 翌日は藤井寺周辺の天皇陵と奈良の長谷寺、室生寺と吉野山を巡りましたが、それはまた次回で。