理想的な歯ならびと 噛み合わせの安定性の確立のために 当院が取り組んでいる方法
28-10)「お口の汚れと糖尿病の深~い関係」
国内外の調査から
糖尿病の人は
そうでない人に比べて
『歯周病』の罹患率が高く
しかも重症化しやすいこと
またむし歯も多く
残っている歯の数が
少ないことがわかっています
歯周病が進んで歯を失ってしまうと
あまり噛まなくていい
軟らかな食品を好むようになります
こうした
軟らかな食品には
ブドウ糖やショ糖などの
吸収の早い糖質が多く含まれるものが多くなり
血糖値を急激に上げる危険があります
よく噛んで食事をすると
ゆっくりと食事をすることになり
食べすぎを防止し
少ない量でも満足感が得られるようになります
さらに
噛みごたえのある食品は
食物繊維の量が多く
脂質や糖質の量は少なめであり
食物繊維は食品中の脂肪や糖質の吸収を遅くします
また近年
糖尿病患者に対し歯周病の治療・管理を行なうことにより
血糖コントロールが改善したとの報告がなされており
糖尿病(高血糖)と歯周病の間には
双方向の関係があると注目を集めています
このため
糖尿病の人は
歯周病の予防・管理に人一倍の注意が必要です
もちろん
きちんとした血糖コントロールも不可欠です
歯科医院で受診する際には
「血糖値が高いと言われている」
「糖尿病の治療を受けている」旨、忘れずに伝えましょう
糖尿病になると細菌に対する抵抗力が落ち
傷が治りにくくなります
お口のなかの乾燥等が生じ
それらが歯周病を悪化させます
糖尿病だと歯周病に2倍以上かかりやすくなります
血糖のコントロールが悪いと歯周病が重症化しやすいです
逆に歯周病が重症化すると血糖のコントロールが悪くなり
歯周病を治療すると血糖のコントロールが良くなります
糖尿病が重度に進行すると
目が見えなくなったり
足を切断しなくてはならなくなってしまう事すらあります
歯周病はバイオフィルムが
堆積する事から生じます
平たくいえば
歯を磨かない事がその原因です
既にお伝えしましたように
バイオフィルムの正体は細菌のかたまりです
何に似ているかというと
大便に似ています
でも大便の約半分が
食物残渣や繊維質であるのに対して
バイオフィルムでは
なんとその90%が細菌です
したがって
バイオフィルムは細菌学的にいえば
大便の約2倍もきたないといえます
つまり
汚い言い方で敢えて言えば
「歯を磨かない事は
ケツを拭かない事の2倍汚い』
・・・といえない事もありません
これからは予防医学の時代です
それも
「歯科を視野に入れない予防医学は寝言である」
とまで言われます
どうか清潔な歯でよくかんで
いつまでも素敵で健康で長生きしてください
昨日今日に
日本人全体のお口が
清潔になるとは期待できませんが
もしそうなった暁には
現在の医療費は1/5以下に
圧縮される事と試算されます
そうすれば
余った財源を使って
公園をつくったり・・・
私たちの国は
美しい国に拍車をかける事でしょう
次回からもお口の汚れと全身疾患の関係を
すこしづつ述べてゆこうと思います
読者の皆さま
歯と心身の健康を大切に・・・
ダイヤモンドより貴重な歯を
生涯ご自分の口に・・・
矯正歯科・歯列矯正治療の
プロである矯正歯科医の祈りです・・・
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院長:歯科矯正医 山本一宏
日本矯正歯科協会(JIO)正会員
日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)認定矯正歯科医
日本矯正歯科学会認定医
日本成人矯正歯科学会認定医
American Dental Association,
American Association of Orthodontists &
World Federation of Orthodontists, Member