14)平衡側干渉 = Balancing touch の回避
歯科では
ものを右で噛んでいる場合
アゴの右側を作業側 = working side
反対側の左側を平衡側 = balancing sideとよびます
画家でもある広川チーフのイラストでもわかるとおり
ものを噛んでいる右側の関節はただ回転運動をするだけで
反対側の平衡側の関節がおおきくトランスレート=滑走します
譬えてみると右の顎関節 = TMJ は地球のように自転し
反対側の顎関節 = TMJ は月のように公転します
アゴを右側に動かす時
理想的には右の犬歯がガイドして
他の歯は全部離開 = discludeする事は既に述べました
もしこの場合の反対側の左側に干渉=歯のぶつかりがあると
月の軌道は同一平面上にならず
がくっと歪んでしまいます
側方運動時に平衡側に
前方運動時に臼歯部に早期接触があると
それらの歯は安定せずに伸びてきてしまい
噛み合わせを乱してしまいます
咀嚼運動も心臓や内蔵の運動を同じように
不随意運動です
平衡側干渉 = balancing touch があると
心臓で言えば期外収縮のような現象が起り
トータルで動く咀嚼筋運動の協調を乱してしまいます
平衡側干渉 = balancing touch は
10)適正なブラケットポシショニング
でお伝えしたポジショニングが適正でないとき
もしくは舌癖のコントロールを怠った場合に発生します
チェック法としては片顎用の咬合紙=表が赤で裏が青いアレです!
・・・を平衡側にはさんでアゴを運動させ抜けるかどうかを判定します
(譬えば右に運動させる場合,左に咬合紙を挟み
犬歯が斜面を滑走始めたときにするっと抜けるかどうかを診るのです)
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院長:歯科矯正医 山本一宏
日本矯正歯科協会(JIO)正会員
日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)認定矯正歯科医
日本矯正歯科学会認定医
日本成人矯正歯科学会認定医
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