SHTです。わんばんこ!
先日、NHK教育chの「にほんごであそぼ」を観ていたら、
「私は私を肯定する」という言葉が一瞬出てきました。
どこかで聞いたことのある言葉だと思い、グーグルさんで検索したところ・・・
蜘蛛は網張る 私は私を肯定する
という、
俳人・種田山頭火の詠んだ句だと分かりました。
蜘蛛が糸を張り巡らす。
健気に。
生きるため、獲物を捕らえる為に。
狡猾に。
何れにしろ小さな虫のやること。
本当は健気でも狡猾でもなんでもない。
けれどもし、蜘蛛が糸を張るその姿に心奪われ、何かしら美しさを覚えたのなら、
それは彼らがありのままであるから。
私は私を肯定する。
私は私を肯定する。
もし自分の至らなさも素晴らしいところも、同等に受け入れられたら、
それはもう一丁上がりだ。
ありのままでいるということだ。
けど詩っていうのは絶妙なもので、
私は私を肯定するという言葉からはむしろ自己否定の苦しみを感じます。
気づけばそういうことを考えている自分はやはり、
詩人の息子なんだなぁと思い知らされます。
詩人の息子が詩人なのかは分からないけど、こうやってぐちゃぐちゃと考えているときが一番自分がありのままでいられているようにも感じてしまいますなぁー。。。
拙いコトバ、拙いドラム、過剰な自意識。
ありのままであれ。俺は俺を肯定する。
俺は俺を鳴らす。俺がSHTだからです。