父からきたメール   12 | ゆみりんのブログ

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母ががんセンターに戻ってからしばらくしてから12月に入って間もなくの頃だったと思います。

夜、テレビを見ながら父にいつものようにメールをしました。

すると「苦しい・・・」とメールがきました。

当然、びっくりして「どこが苦しいの?大丈夫?」とメールしても電話しても全然応答がありません。

倒れて動けなくなったんではと私の頭の中で想像が飛び回ってきました。みっちーも来てくれました。

そして、実家の近くの交番に電話してくれました。

しかし勝手に自宅へは入れないからと言われました。

母にもどうしたらいいか電話で報告しましたが、

「ごめん、具合が悪くて・・・」と弱々しい声で言うだけでした。

とにかくお巡りさんに家を見に行ってもらい、私も介助者と一緒にみっちーの車で実家へ向かいました。

向かっていると電話がかかって、家に行ったら本人が出てきた、本人は大丈夫と言っているが、救急車で運ぶので病院に向かってくださいとのことでした。

それで病院に行きました。待つことなく父は救急車で運ばれてきました。

2時間ぐらい点滴を打ってから家に帰りました。原因は栄養失調でした。

家に帰るとコーラを飲み、元気になったようです。

でも何日か経つとまた具合が悪くなり、救急車で運ばれました。

家には何か月前から飲んでいなかったらしく薬の束がいっぱいあったようです。

病院でケアマネさんなどみんなで説得して退院してから一時的にショートステイに入ることになりました。

父は家に帰りたかっていましたが、私もすぐに駆けつけてあげることができないし、

母のこともあり、可哀想だけどショートステイにいた方が安心でした。

ひとまず父は落ち着きましたが、母は急に具合が悪くなりました。

埼玉の叔母さんと従妹がお見舞いに来てくれましたが、

ちょっとおしゃべりすると目をつぶり、また目を開けてはおしゃべりする状態です。

叔母さんも寂しそうに帰って行きました。

「また来るからね、頑張ってね」と母と叔母さんが言葉を交わしたのはこの時が最後でした。母が家の下駄箱に人形など飾っていました。