「どんな人がタイプ?」またその質問か…、家の近所のバーで烏龍茶を飲んでいたら酔っ払いの女性に絡まれた、今まで何度この質問をされた事だろう?それを聞いて何だというのだ?「ショートヘアがいい」とか「スマートでボイン」とか「高学歴」とか「料理が上手い」とか答えれば満足するのであろうか?僕の友人はこの質問に答えるのが好きで数々のこだわり条件を自慢げに語る、でも彼は51歳にして未だ独身だ、恐らく異性に求める条件が多い人ほど婚期を逃す傾向にあると思われる、何故なら異性を見る目に数々のフィルターがかかっているので該当する異性が極端に減ってしまう、その選ばれし異性が自分の事を好いてくれるかというとはなはだ疑問だ、僕の嫁は足を組めないほどおデブで屁こきだがそんな事は結婚するのに気にならなかった、ここだけの秘密だが僕の好きなタイプは「欠陥だらけのこんな僕の事が好きな人」である。