人間の致死率は100%だ、自殺を除いて、いつ何処で死ぬかは自分で決められない、僕は常に死神が頭に銃口を突き付けてカチャリカチャリとロシアンルーレットをしていると思っている、だからいつ死んでもいいように今貪れる快楽は後回しにせず今貪っている、人生観は食事の食べ方に現れる、好きな物を最初に食べるか最後に食べるか、人間はいつ死ぬか分からないと悟っている人は最初に食べる、ベタな質問で「明日死ぬとしたら今日は何をする?」というものがあるが、僕は夢も希望も欲しい物もしたい事も会いたい人もいないので、「いつも通り過ごす」と答える、そんな生きる事に消極的な僕が唯一気になるのが残される嫁の処遇だ、嫁はズボラでガサツでのん気な子豚で目を離したらすぐにうたた寝するし年がら年中、屁をぶっ放している、そんな嫁の面倒を見られるのは僕以外いるだろうか?僕が死んだら誰か再婚してやって下さい。