泣く子も黙る顔面凶器とは僕の事だ、リアルに会っている人はご存じだろうが、僕の見た目は大変怖い、チンピラ、街金、取り立て、とにかく反社感が半端なく強い、元々生まれつき人相が悪く、それをコンプレックスに感じていたのでせめて目元だけでも隠そうとグラサンを掛けたら相反して顔面凶器になってしまった、今月だけで職務質問された回数は六回だ、僕がお巡りさんだったら絶対僕に職質するだろう、若干煩わしいのでいつも免許証を携帯しておりお巡りさんと遭遇したら「任務、お疲れ様です」と言って速攻で免許を提出して職質を早く終わらせる、みんな誤解をしているようだが僕はとても気が小さい、そんな僕が15万円という大金を持ち歩く羽目になった、年金の滞納金である、年金事務所までの道のり、ビクビクソワソワしていたらお巡りさんに捕まった、そりゃどう見ても怪しい薬を持ち歩いている犯罪者に見えたのだろう。