視線恐怖症である、被害妄想もある、ついでにパニック障害もこじらせている、思春期の頃、性の目覚めと同時に他人から自分がどう見られているのかが気になって心を病んだ、教室では一番後ろの席ではないと授業が受けられなかった、先生に当てられると皆の視線が一斉に僕に注がれてパニックを起こし脂汗を流して赤面していた、日常生活もままならず、公共交通機関は全て苦痛だった、電車に乗って向こうの方で笑い声が聞こえると自分が笑われているのではないかと不安になって次の駅で降りていた、人混みも苦手で視線が刺さるような気がして限界が来たらトイレに避難していた、そんな僕を救ったのが小さな薬だった、視線恐怖症の後遺症で人間の目を描くのが得意だ、イタズラで卵に目を描いてリアリティーを出すためにツケマも付けて冷蔵庫に入れて嫁のリアクションを待った、最高だった、泡を吹いて失神した、ナイスですね。