「イテテテテ!!」テレビで芸人さんが足ツボをグリグリと押されて悶絶している、それを見て観客が笑う、足ツボマッサージの先生はテレビ的に面白くなるように手を緩めない、僕はソファに寝転んで「SMプレイか?」と冷めた感想を呟く、昔のアニメで『北斗の拳』という名作があって、あれは東洋医学をカリカチュアしたものだ、主人公が敵のツボを押すと「ひでぶー!」と言って体が爆発するものだった、そんなグロいアニメを小学生たちが熱狂的に観ていたので時代は変わったものだ、僕は鍼灸医療を全く信じていない、人体に張り巡らされたツボとやらに針を打ったり灸をすえたり、そんな野蛮な民間療法が未だに根強く現代にはびこっている、時代錯誤もいいところだ、ちなみに接骨院も非科学的なので僕的にアウトだ、体が痛いのなら、休めばいい、体からのSOSを素直に受け取って休めばいい、自己治癒力を舐めてはいけない。