出会い系サイトにハマりまくっていた20代の頃の恐怖体験を告白する、「嘘だろ?」と言うくらいの美女とマッチングした、どーせ写真と実物は全然違うんでしょ?と期待と失望で胸を躍らせながらカフェデートの日が来た、「嘘だろ?」その方は写真で見るより美人だった、しかも純粋無垢で今まで男性経験が無いと言うではないか、いきり立つイチモツを必死に抑えて可能な限りクールガイを装った、ここで鼻息荒く猪突猛進にアタックしたら逃げられるかもしれない、彼女はロイヤルミルクティーを注文した、僕は飲み慣れていないブラックコーヒーを注文して大人の男を演出した、当時はカフェで喫煙が出来たので煙草に火を付け震える手を必死に抑えて煙を吐きながら人生の虚しさ、恋の儚さ、命の尊さ、運命の悪戯などをクールに語った、キマッた、我ながら完璧だと思ったその瞬間「鼻毛出てますよ」と言われた、その恋は砕け散った。