僕が死んでも1円も入ってこない、僕の命の価値は0円である、むしろ葬儀やら何やらでマイナス何百万とかかってしまうかもしれない、というのも先日、僕の優秀な兄が生命保険に入らないかと勧誘をしてきたのだ、兄は某大手生命保険会社に勤めているバリバリの営業マンで会社からも一目置かれている凄腕なのだ「お前も45歳だし家族もいるから生命保険に入ったらどうだ?」と言われて、う~ん、確かにもういい歳だし生命保険に加入するのは大人としての嗜みかもしれないなと妙に納得して「分かった!よろしく頼む」と兄に頼んだ、翌日、「あかんかった、審査落ちたわ」と落胆した兄から電話で言われた、どうやら心療内科に通院している僕はいつ自殺するか分からないので、そんなリスキーな奴に売る保険は無いのだそうだ、0円の命、「僕が死んだらどうする?」嫁に尋ねてみた、「食う!」と言われた、僕は非常食です。