はじめに


テストステロンは、数ある男性ホルモンの中で最も高い割合を占めるホルモンであり、

男性が、男性として正しく機能するために非常に重要な役割を担っています。





テストステロンの働き


テストステロンは、男性が男性として機能するためのホルモンであり、分泌量は10代から20代でピークを迎え、その後緩やかに落ちていきます。

テストステロンの働きとしては、


⚫︎身体的な影響

・筋肉量を増加させる

・がっちりとした骨格を作る

・性欲、性衝動を起こす

・脂肪を燃焼させる


⚫︎精神的な影響

・前向きな思考をつくる

・決断力をつくる

・活力を向上させる

といったものがあります。


テストステロンは、「男らしい」 体と、メンタルを作り出すホルモンであると言えます。

テストステロンが減少することは、「男らしい」要素を減らす事につながってしまうでしょう。









テストステロンの減少による影響


テストステロンの働きがわかったところで、テストステロンの減少が身体と精神に与える影響を見ていきましょう。


⚫︎身体面

・脂肪の増加(腹部は顕著)

・筋肉量の減少

・筋力の低下

・性欲の減退

・性機能の衰え(勃起力の低下、EDなど)

・倦怠感、疲労感


⚫︎精神面

・自信の低下

・集中力の低下

・漠然とした不安

・イライラ

・モチベーション、やる気の低下



テストステロンが減少する事は、「男らしさ」が下がることとほぼ同じと言えるでしょう。

そして、うつの症状にも当てはまることが分かります。


実際に、男性うつ病患者には、血中のテストステロン値が低い傾向が見られています。


身体的影響の中の、


・脂肪の増加(腹部は顕著)

・筋肉量の減少

・筋力の低下


といった項目からも、男性的な要素が衰え、女性的な要素に近づいていることがわかるでしょう。





現代人のテストステロンについて


研究記事によると、1985年から、現在までの男性の平均テストステロン値は、一年毎に1パーセント下がっているらしいです。


そこから何が考えられるか?


1980年代から、現在に至るまでの急激なテストステロンの低下には、何か理由があるはずです。


1980年代には無かったもの、急激に変化したもので、テストステロンを減少させる可能性が高いものを挙げていきます。


⚫︎パソコン、スマホなどの電子機器

⚫︎デスクワークの増加

⚫︎インターネットの普及

⚫︎食べ物 


などが挙げられるでしょう。


電子機器の普及により、私たちの生活スタイルは一変。暇さえあれば光る小さな板をつつく。

仕事のスタイルも変わり、座りっぱなし、下を向きっぱなし。



SNS、動画サービスなどを見ることによる大量のドーパミンの放出。

60秒以内程度の動画をスワイプする、通常ショート動画などのサービスにより、短時間のドーパミンを継続的に浴び続ける。

検索しただけで、好みの女の子が他の男とセ⚪︎⚪︎スしている動画が出てきて、その動画の男を自分とすり替え、興奮し、射⚪︎する。


サラダ油、添加物、塩、砂糖を使いまくった、健康的で無い、美味しすぎる食べ物。






お腹が出ていて、筋肉量が少なく、軽度のうつ状態にある人はそこら中にたくさんいると思います。


陰謀論的な話をしているわけではありませんが、現在の発達しすぎた文明は、男性の、オスとしての力を弱めていることは間違い無いでしょう。






テストステロンの増やし方

テストステロンについてわかってきたところで、テストステロンの増やし方を紹介します。


⚫︎健康的な食事


健康的な食事をすることは、言うまでもありません。

毎朝食べている油と砂糖まみれのパンをやめて、お米にしましょう。

テストステロンを上げるために効果的な栄養素は、タンパク質と、良質な脂質です。

タンパク質を一日あたり体重の2倍グラム取ることを目指しましょう。


良質な脂質は、青魚、ナッツ、卵、アボカド、オリーブオイルなどから摂ることができます。


毎日食べているそのお菓子を買うのをやめて、間食にでもナッツやアボカドを摂るようにしましょう。


さばやいわしなど青魚は、缶詰を買うのがグッドです。魚の缶詰はタンパク質の含有量も多く、ご飯のお供にも良いと思います。


卵の価格はしばらく高騰したままだと思いますが、卵は素晴らしい食材ですので是非食べてください。






⚫︎ランニングなどの有酸素運動


人間は動物なので、運動しないと機能が落ちます。

活発な動物を一切運動させなかったら支障が出るのは想像がつくでしょう。

有酸素運動は体力作りやダイエットにも効果的で、ストレス軽減の効果もあります。



⚫︎筋トレなどの無酸素運動


筋トレは素晴らしいです。

筋トレをすることによるメリットは、ほぼ無限にあるでしょう。


その中の一つにテストステロン値を上げるというものがあります。


とにかく、筋トレをしてください。世界が変わるし、全く別人になります。


ネットに広がっている筋トレの効果を怪しんでいる人は意味がわかりません。筋トレしてください。


自信がつき、が強くなり、代謝が上がり、テストステロンを増やし、メンタルが強くなり、仕事のパフォーマンスが上がり、姿勢が改善され、らしくなり、健康になり、幸せになり(セロトニンが放出される)、体力がつき、睡眠の質が上がり、健康的な生活を意識するようになり、ストレスレベルが下がる。


そんな筋トレをしない理由がありません。「マッチョにはなりたく無い」とか、「筋トレするのはカッコ悪い、恥ずかしい」などいう人、黙って筋トレしましょう。


筋トレを始めてからの変化というのは凄まじいものがあります。

身体的にも、精神的にも。


これ以上筋トレをやるべき理由を強調できないので、次の項目に移ります。









⚫︎7〜9時間の深い睡眠


睡眠時間を十分に確保していないというのは、体にとってとても辛いことです。

寝ましょう。


疲労が回復され、脳がリフレッシュされます。

テストステロンを上げることにももちろん繋がります。


本来動物は日が沈んだら寝て、日が上り始めたら起きます。


12時までには寝て、8時までには起きましょう。

おすすめは10 or 11時に寝て6時半に起きることです。


睡眠時間が確保され、朝の時間も慌てることなく過ごせます。

朝の時間が余ったら、筋トレやランニングなどに時間を使いましょう。






まとめ



睡眠、食事、運動は動物として基本なのですが、現代人は疎かにしすぎです。徹底しましょう。


テストステロンが上がることによって、あなたの生活、身体、精神は全て変わります。本当です。


テストステロンを増やすためにも、健康的な生活を心がけましょう。