先日、マチアプで会った女性から、なかなか面白い話を聞いた。

 

その子(仮称Sさん)とはOmiaiでマッチ。

 

丸の内のカフェで初回デートをした。

 

正直、見た目はそんなにタイプではなかった。

 

というか、写真よりだいぶ太っていた。

 

「あー、今日は消化試合かな」

 

と思っていたのだが、話してみると予想以上に面白い。

 

その中でも特に面白かったのが、

 

以前マチアプで出会った「ヤバい男」の話。

 

今日はその話を書いてみようと思う。

 

 

 

  マチアプで出会った41歳デザイナー

 

Sさんがその男と出会ったのは、今年の初め頃。

 

年齢は41歳。

 

プロフィールを見る限り、普通の男性だった。

 

むしろ誠実そう。

 

職業は、「デザイナー」。

 

在宅勤務が多く、時間や場所に縛られない働き方をしているとのこと。

 

実際に会ってみても、特におかしなところはなかったらしい。

 

何度か食事デートをして、3回目くらいで交際スタート。

 

・・・

 

ここまでは普通だったのだが、問題はここからだった。

 

 

  LINEの返信が異常に早い

 

付き合って1週間くらい経った頃、Sさんは、あることに気づいた。

 

LINEの返信がやたら早い。

 

送る。

 

すぐ返ってくる。

 

もちろん返信が早いこと自体は悪くないし、付き合いたてなら嬉しいだろう。

 

でも、仕事してる時間もやたら返信が早い。

 

在宅勤務とはいえ、この人、いつ仕事してるんだ?

 

そんな小さな違和感が生まれた。

 

 

  デートに金を使わなさすぎる

 

そして交際後、初めてのデート。

 

場所は公園で、二人で散歩したらしい。

 

まあ、これは普通だと思う。

 

付き合っていれば、公園を散歩するデートだってある。

 

 

問題はその後の次のデート。

 

 

デパートに行って、「この家具いいねー」とか言いながら店内をブラブラして、

 

終了。

 

・・・

 

なんか、金使わなさすぎじゃね?

 

 

そして極めつけが熱帯魚デート。

 

彼は熱帯魚が好きだったらしい。

 

そこでSさんが、「今度、熱帯魚観に行こうよ」と言った。

 

そして当日。

 

彼がSさんを連れて行った場所は――

 

 

ペットショップ。

 

 

・・・

 

いや、

 

水族館じゃないんかい。

 

 

熱帯魚を「買いに行く」ならわかる。

 

でも、熱帯魚を「観に行く」でペットショップ!?

 

Sさんも、「かわいいねー」とか言いながら、ペットショップの水槽を眺めていたらしい。

 

シュールすぎる。

 

 

  「君の家に住んでもいいよ」

 

そんなデートが続き、Sさんの中で疑念が大きくなっていった。

 

 

この男、何か隠してないか?

 

 

そして交際2か月くらい経った頃、決定的な出来事が起こる。

 

彼が突然、「Sさんの家に住んでもいいよ」と言ってきたのだ。

 

・・・

 

ん?

 

住んでもいい?

 

 

頼んでねーよ、という思いを押しとどめながらさらに話を聞くと、

 

「好きだから一緒に住みたい」

 

「結婚したらSさんの姓になってもいい」

 

と言ってきたらしい。

 

つまり婿入り提案。

 

普通に聞けば、「それだけ好きなんだ」という話なのかもしれないが、

 

これまでの流れを考えるとどうも違うのだ。

 

 

公園。

 

デパート散策。

 

ペットショップ。

 

異常に早いLINE。

 

 

そして、「君の家に住んでもいい」

 

・・・

 

これ、金ないんじゃね?

 

 

  デザイナーというのは嘘だった

 

ついにSさんは彼を問い詰めた。

 

「デザイナーって言ってるけど、本当は何の仕事してるの?」

 

「本当はお金ないんじゃないの?」

 

すると彼はとうとう白状した。

 

 

「実は無職なんだ」

 

 

・・・

 

デザイナーじゃなかったんかい。

 

 

話を聞くと、Sさんと出会う数か月前に、前の職場を人間関係のトラブルで退職していたらしい。

 

そしてその後はずっと無職。

 

さらに、今住んでいるアパートの家賃も、もうすぐ払えなくなるとのこと。

 

ああなるほど。全部つながった。

 

 

だから金のかからないデートばかりだった、なぜなら無職で金がないから。

 

だからいつLINEしても返信が早かった、なぜなら無職で暇だから。

 

 

そして、だからSさんの家に住みたがっていた。

 

 

  3か月で終了

 

もちろん無職だから人間としてダメ、という話ではない。

 

仕事を辞めることなんて誰にでもある。

 

人間関係で疲れて、一度休むことだってあるだろう。

 

ただ今回の問題はそこではない。

 

最初から「デザイナー」と嘘をついていたことだ。

 

Sさんは「ちゃんと仕事をしている人」という前提で彼と付き合っていた。

 

その前提自体が嘘だったのなら、これ以上付き合えない。

 

ということで、交際は3か月で終了した。

 

 

  ある意味、すごい男だと思った

 

僕はこの話を聞いていて、別の意味ですごいなと思った。

 

無職で家賃もそろそろ払えない。

 

でも、Omiaiに登録して、女性とデートして、3回目くらいで付き合うところまで持っていく。

 

 

胆力すげえな。

 

 

僕だったら、「俺、無職なんだよな・・・」という後ろめたさが顔に出て、堂々とデートできる気がしない。

 

そういう意味では、ある種のメンタルの強さはあったのかもしれない。

 

ただ、熱帯魚を観に行くのに、ペットショップはない。

 

せめて水族館だろ。

 

 

Sさんによると、嘘がバレた後も、彼が積極的に就職活動をする様子はなかったらしい。

 

彼の過去に何があったのかは、本人にしかわからない。

 

 

まあどうでもいいけど。