仕事で成功したいなら、社内外のやり取りをスムーズに行える能力=会話力が必須です。
しかし、生まれつき会話のセンスがある人もいますが、そうでない人もいます。
どうやったら会話力を上げることができるのか。
その方法の一つが読書です。
読書は一人で行うものであり、会話力が向上することとは関係ないように思えます。
しかし、よくよく考えてみると、読書をすることで会話力も上達することがわかります。
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|読書をすると会話力が向上する
なぜ、読書をすると会話力が向上するのか、理由は大きく4つです。
1.話が相手に伝わりやすくなる
知っている言葉が多い方が、感情・起こった出来事を適切な言葉で伝えることができます。
さらに、仕事の報連相では特に大事な「誰が、何を、どうした」という論理的な文章構成が組み立てられるので、相手は順を追って話を理解しやすくなります。
2. 会話のネタが増える
読書から様々な知識を得ていれば、話のネタが増えるので、色々な背景を持つ人との会話に役立ちます。
特に、ビジネスシーンで初対面の人と多く機会がある場合、話の引き出しが多いというのは武器になります。
3.適切な質問ができる
相手の話から、話の本質、結局何が言いたいかの要約、相手がどう感じているかの想像、こういった能力が読書から育まれると思います。
相手が話下手だったとしても、話の本質を理解できていれば、的を得た質問をすることができて会話がはずみます。
4.集中力が上がる
面白い小説を読んでいるとき、つい時間を忘れて没頭することがありますが、この状態は瞑想に近いと言えます。
本に没頭して、読んだらすっきりすることがあるのはそのためだと思います。
であるならば、日ごろから読書習慣のある人は、瞑想の習慣がある、と言い換えても良い。
瞑想は集中力のトレーニングになるので、読書習慣 = 集中力アップ、となります。
そして、会話への集中力が上がれば、会話のテンポ、わかりやすい言葉、面白い質問につながり、相手の本音を引き出しやすくなります。
|1日1ページから始めよう
僕は1日1ページから始めればよいと思います。
僕自身そうしました。
元々読書の習慣はなかったのですが、寝る前の数分、1ページを目標にしたら毎日続きました。
疲れているときは4行くらい読んでやめることもあります。
そうやって「読書体力」をつけていけば、続けて読める時間が5分、10分、30分、1時間、と増えていきます。
日常的に読書をしていれば、少しずつ語彙力が増していきます。
語彙力がついてくるに伴い、ちょっと難解な本にも挑戦できるようになります。
本でなくとも、新聞や雑誌などの活字媒体でも同じような効果はあると思うので、自分に合ったやり方で始めてみましょう!