・初対面の人とうまく話せない

 

・学校や職場など人が多く集まる場所で過度に緊張してしまう

 

・人前に出るのが怖い

 

程度の大小はあれど、9割の人がこのような悩みをかかえているのではないでしょうか。

 

上のような特徴が強く出てしまう人のことを、大人の人見知りと言います。

 

僕は、多く人の集まる場所が苦手でした。

 

今回なぜこのようなテーマで記事を書こうと思ったかというと、僕を含め「自分は人見知りだ」と思っている人の9割は勘違いしているんじゃないか、と思ったからです。

 

 

 

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目次

 

人見知りは考え方で改善できる

 

Ⅰ 人見知りとは

 

Ⅱ 人見知りにメリットはあるか

 

Ⅲ 人見知りは損をすることの方が多い

 

Ⅳ 人見知りになってしまう原因

 

Ⅴ 人見知りの人の特徴

 

Ⅵ 「人見知りな自分」を選んで生きている

 

Ⅶ 人見知りを改善する考え方

  1.誰もあなたのことなんて気にしていない

  2.自分を誇れる行動をとり続ける

 

Ⅷ 人見知りは幻想

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人見知しりは考え方で改善できる

 

|人見知りとは

 

もともとの意味は、子供が見知らぬ人に対して恥ずかしがったり不安になったりする、発達過程で見られる現象のことです。

 

大人になってもこのような特徴が強く出てしまう人はいます。

 

そのような人は「大人の人見知り」と定義されるようです。

 

 

|人見知りにメリットはあるか

 

人見知りのメリットとしては、慎重に付き合う人を選べる、というところでしょうか。

 

これがメリットかどうかは疑わしいところもありますが・・・

 

また、自分から「私人見知りなんで・・・」と言う人は、潜在的に「私には超気を遣って、優しくして」という心理が働いていますので、

 

相手がその意図を汲んでくれればメリットと言えなくもないです。

 

 

|人見知りは損することの方が多い

 

初対面や社交の場が苦手で、新しい環境やコミュニティに入っていくことができなければ、

 

新しい人・価値観に触れる機会が失われ、素晴らしい体験ができたかもしれない機会を損失することになります。

 

また、人見知りカミングアウトも、「こいつ大人のくせに甘えてるな」ととらえられる場合もあり、リスクはあります。

 

そもそも、いい年した大人が自分から目を見て挨拶もできない、という状況は、はたから見ていて気持ちの良いものではありません。

 

 

 

|人見知りになってしまう原因と特徴

 

1.原因

 

人見知りの原因としてよく挙げられているのが、

 

①    自己肯定感が低い

 

②    会話のネタがない

 

③    人間関係でトラウマがある

 

④    相手に興味がない

 

⑤    話し方でからかわれた

 

などです。

 

このうち⑤は、吃音など何らかの障害があることも考えられるので、その場合は初対面や社交の場が苦手、というのはしょうがないと思います。

 

しかし、それ以外の①~④は多かれ少なかれ誰にでも当てはまる気がします。

 

 

2.特徴

 

こちらも調べてみると、

 

①    相手の目を見て話せない

 

②    他者と比較する

 

③    人前で話すことが極度に緊張する

 

④    一人でいる時間が長い

 

⑤    慣れた相手の前ならたくさん話せる

 

⑥    好きなことなら次々と話題が出てくる  

 

といったワードが出てきます。

 

これも、誰にでも当てはまりますね。

 

 

 

|「人見知りな自分」を選んで生きている

 

原因も特徴も、多かれ少なかれ誰にでも当てはまります。

 

実際、9割の人が上記の特徴を持っていると思います。

 

僕はよく「個人参加フットサル」という、その日集まった知らない人20人くらいがランダムにチーム分けされて2時間くらいフットサルをする、というプログラムに参加します。

 

そこで、自分から積極的に同じチームになった人に話しかける、という人は1割もいません。

 

チームスポーツをやっている人でもそうなのですから、広義には誰でも人見知りと言えると思います。

 

ではなぜ、人見知りの特徴をみんな持っているのに、「人見知りの症状」が強く出てしまう人がいるのか。

 

それは、「自分から積極的に人見知りであろうとしている」からです。

 

なぜそうなるのか。

 

「人見知りになってしまう原因」に上がっていた要素を見てみると、⑤以外ほとんどが自己防衛が目的になっていることがわかります。

 

つまり、人見知りの症状が強い人は、自己防衛本能が強く働きすぎていて、自分から人見知りの症状を強く出している、ということです。

 

 

 

|人見知りを改善する考え方

 

1.誰もあなたのことなんて気にしてない

 

こう書くと冷たい感じがすると思いますが、実際そうなのです。

 

自己防衛が強い人は、過度に人の目や評価を気にしすぎています。

 

「こういう会話をしたら馬鹿にされるかな」

 

「俺の見た目ダサくて馬鹿にされるかな」

 

「昨日あんなこと言っちゃったけど大丈夫かな」

 

「俺って周りからよく思われてるのかな」

 

などなど。

 

ちょっと考えてみてほしいのですが、最近会った変なしゃべり方をする人、あいつダサいな、馬鹿だな、と思った人を思い出してみてください。

 

思い出せましたか?

 

思い出せたとしても、言われるまでは忘れていたはずです。

 

要するに、みんな自分の人生で精いっぱいだから、他人のことなんて気にしてないということです。

 

なので、他人から変に思われないために自己防衛しているということは、そもそも徒労なのです。

 

あなたは他人から変な奴とすら認識されていません。

 

 

2.自分を誇れる行動をとり続ける

 

自己防衛が強く働いてしまう根本原因に、「自分は弱い」という自己認識があります。

 

弱いから、自分を守ってないと傷ついてしまう。

 

そうであるならば、「自分は強い」と思える行動をとり続ければ、自己防衛しなくて済むことになります。

 

そしてそれには、自分がやると決めたことはとにかくやり通す、というメンタリティが不可欠です。

 

それを続けていけば、たとえ失敗したとしても、「俺はよく頑張った」と思うことができます。

 

 

 

|人見知りは幻想

 

誰も僕のことなんて気にしていません。

 

誰もあなたのことなんて覚えていません。

 

親ですら、自分の人生で精いっぱいだと思います。

 

まして初対面の人のことなんて、別れて半日もすれば忘れています。

 

なので、その自己防衛は徒労です。

 

変な奴と思われるんじゃないか、というのは幻想です。

 

そう思われたところで、会わなくなって1か月もすれば忘れ去られます。

 

みんな自分の人生に忙しい。

 

 

 

なので、僕たちも周りがどうとかではなく、自分の人生に集中しましょう!