パネルディスカッションの続き


1.事業の継続・発展と課題

太田さん
 核になると見込んだ社員が突然こなくなる等の出来事が立て続けに起こった。
 これが自身のマネジメントを見直すきっかけとなり「ミッションをただ伝えるだけ」から「ミッションの共有化」へ変化。これまでの話でいう「腹落ち」を重視。

 起業家と社員の間に温度差が発生するのは仕方ない。
 目的とその達成による結果、特に社会にどう影響を与えるのかを話すことが重要。

 決断が必要になることも当然ある。会社を守るために社員の給料を減額するという決断をしたこともあった。


遠藤さん
 社員をFacebookで募集→アフリカと日本のハーフの女性を採用。
 最初はやる気いっぱいだったが、半年後に退職→細かい指示ではなくポイントで伝えるように。
 雇用に際しては補助金を上手く活用している。



2.事業の拡大

太田さん
 最初はうまくいかず、縮小することで成功したと考えている。
 当初は拡大のための人員確保と生産性の予測のみを行っていた。
 またこれが達成できなくても自分が頑張ればなんとかなると思っていた。
 →実際は未達成→社員が自然減少→パートナーと議論に。
 これが「やりたいことがなにか」を改めて見つめる機会になった。
 
 目的と手段がかみ合っていなかったが、女性営業に特化したことでV字回復に。


遠藤さん
 同業他社からのマネをどう防ぐか。
 すぐにマネされるが、「マネをされるのが華」と思い、新しいものを常に出すように。
 付加価値品で他社との差別化。



3.人脈作り
太田さん
人が多く、互いに何か産まれそうな場所へ行く。
一人でもハッとした人に出会えればラッキー。何かしらつながって行く。

「自分のサービスがどれだけ相手に役立つか」を伝える力が大切。
またgive&takeではなく、先ずこちらからのgiveは3回必要。目の前の人にどう貢献できるかを考えるのが大事。


遠藤さん
中小企業基盤機構の相談窓口を利用(無料相談の活用)
人から紹介を受けた場合は24時間以内にメールをする。
女性起業家同士のネットワーク&イベントに参加。



4.情報発信としてのソーシャルメディアの活用
太田さん
誰かがやらなくちゃいけないことをやり、広く発信することによって社会を変えられるのでは。
発信し続けなければ誰も振り向いてくれない。


遠藤さん
起業から販売までタイムラグがあったため、この期間にブログやTwitter、Facebookで情報発信。
たわいもないことを発信することも重要。
すべて自分の商品を話題にしているわけではない。



5.質問タイム
①女性の武器:太田さん
こまめさ、ちょっとした心遣い。これがお客さんの心をつかむ。

かわいいだけでは商売は続かない。愛嬌もありつつ結果を出すことによって価値も高まる。
心の底から顧客が何を望んでいるのかをつかみ、5年後10年後の顧客のビジネスにどう貢献できるかを考える。

起業をすると貧乏暇なし、走りながら考えるとミスジャッジが増える。
時間をかけて考えることも必要。
仕事から離れるところでアイデアは生まれる。



②最初の正社員をいれるきっかけ:遠藤さん
必要に迫られていたこともある。
人件費がかかるため、別の販路による収入を考えるようになった。



③成功の秘訣
遠藤さん
職人さんとのコミュニケーション。
細かい仕様書を作成し提供することで、職人にマーケットアウトの考え方を伝える。

互いの歩み寄りが重要。
ただし他人の心を変えるのは難しい。自分が変わる方が早く、気持ちを切り替えて別の手段を考える。


太田さん
起業すると24時間仕事モード。
いやな出来事はネタとして昇華。仕事から離れたところで小さな幸せを見つけるようにする。



④家庭と仕事の両立
太田さん
完璧はない。子供には密な時間で濃い愛情を注ぐ。


遠藤さん
夫婦で家事を分担。



⑤課題
太田さん
いかに社員からリーダーを育てるか。同じベクトルに向け、更に力をつけられるか。
このサービスを通じて日本を変えていけるという共通認識があることが重要。
5年後10年後にどうなっているかを考える。
異業種の分析からヒントを得ることも。またやはり人に会うことも必要。


遠藤さん
スピード感のある経営。大企業に負けない開発スピード。
人の紹介と日頃からのお付き合い。メールがきたらすぐ返すのは大切。



⑥まとめ
遠藤さん
収益をあげて社会に還元することを忘れない。


太田さん
社会貢献の前に、自身が利益を生み出す会社になることが前提であり大切なこと。
自分が弱いと思っていることが逆にチャンスになる。弱みも強みの一つである。
新しい市場の創出→すでにあるものを切り口を変えて新しい市場とする。




もっと簡潔にまとめるつもりが…。ううう。
とにかく良い刺激になったセミナーでした。
締切日が迫って参りましたため、再度研修の宣伝をさせて頂ければと思います。


☆ タイトル 「行政書士事務所の経営術」
~私達はこうして行政書士を開業した!成功している実務者から開業・経営術を学びます~


☆ 日時
 2013年7月29日(月) 午後6時30分~午後8時30分 (午後6時より受付開始)


☆講師(いずれも行政書士)
 中谷綾乃 先生(千葉会)
 高橋美香 先生(港支部)
 丹羽秀男 先生(渋谷支部)


第1部は講師の方々による開業成功のテクニックをご講義頂きます。
続く第2部では、千代田の若手先生2名が加わり、講師の方々と座談会(パネルディスカッション)を行います。

講師の先生は、2000年以降に開業され成功されている方ばかりです。
また前職は行政書士とは全く関係のない方ばかりです。

そのような方々が何故開業し、そしていかに経営を軌道に乗せて行ったか、ここでしか聞けないお話がてんこ盛りの予感です。
また特に開業して間もない先生方は(自分含む)、講師のお話を自分に置き換え易いのでは。

そんなわけで、大変有意義な研修になるものと確信しております。


千代田支部会員の先生は無料(但し会費未納者除く)、他支部会員の先生は恐縮ですが3,000円頂戴致します。


お申込先です
E-mail: yoko.ota@sincere-intl.com
FAX : 03-6380-9938
千代田支部研修担当
行政書士法人シンシアインターナショナル東京事務所
太田洋子 宛

以上、どうぞよろしくお願い致します。
本日は夕方から巣鴨信用金庫(巣鴨事業創造センター)様主催のインドセミナーに参加させて頂きました。
http://www.sugamo.co.jp/seminar/index.html


本日の講師は武官としてインド日本大使館に防衛駐在官兼参事官として駐在されていた方でした。

実際に体験された、生の情報をたくさん聞くことができて大変勉強になりました。



最近はインドルピー安によるインフレや経済成長の失速が新聞等で伝えられていますが、国民の平均年齢が24歳で綺麗な人口ピラミッドを描いていることや、中間層の占める割合がまだ少ないことを考えると、ありきたりな言葉ですが伸び代は十分あるのではないかと思います。


これからも色々な情報に触れる機会を増やしていきたいです。吸収!

昨日の続き。第2部のメモです。長くなりそう。わけて投稿するかも。


1.ショートプレゼン
先ずは太田さんと遠藤さんによるショートプレゼン。


太田さん
人材育成会社と営業女子のコミュニティ(一般社団法人)を運営。
「女性の営業」に特化したニッチなビジネス。これを通じての女性の活躍支援を目的としている。


実は最初から会社のミッションがあったわけではない。
創業時は必要以上に情熱をもっており、若干夢物語を見ていた部分もあっため、空振りに終わることも多かった。
創業から半年ほど経過したところで、会社のミッションとビジョンがないことに気づき、会社のパートナーとミッションとビジョンを検討、作り上げて行った。
このとき、ミッションには会社の展望だけでなく社会的な意義、目的も必要と考える。


ミッションの検討に際しては、自分の大切にしていることを100個ほど書きなぐり、そこから何ができるかを考えて行った。→大事なキーワード同士の有機的な繋がり。


20歳のときに女性起業家のおばから「女性の時代がくる。会社の歯車ではなく自分で地に立つことが重要」とのアドバイスがあったことも起業のきっかけ。
実は最初に会社(不動産管理会社)を立ち上げたのは大学4年の頃。当時は女性起業家は珍しく、設立までに時間がかかった。
またビジョンもミッションもなく、ネットワークもなかったために大失敗→その後、就職により営業の世界へ。


事業を通じて女性営業との接点が増える→女性営業の悩みを聞く機会が増える。
このような人たちを救いたいという想いから、会社を超えた営業女子のコミュニティを創設。
このコミュニティでは、営業を通じた女性の雇用創出=男女が等しく活躍できる社会創造を目的にしている。
勉強会を開き、口コミやネットの評判で輪が広がって行く。現在のメンバー数はなんと1700人。
「かしこかわいい女性」をキーワードとし、47都道府県に営業女子リーダーを置いて活動中。
このようなネットワークを生かした地域産品の販売も行っている。



遠藤さん
「ちょっと贅沢なあられ」を製造・販売。

「生産者の思いを伝えたい」、「日本が誇る伝統保存食を日本の若者と海外の人に伝えたい」というミッション。
…あられの日本国内の消費が落ち込んでいるため、これまで食べてこなかった日本の若者や海外の人達に食べて欲しいという気持ちが強い。

大学時代にバイト代わりに自分のウェブページを作成し、渋谷の服を地方に販売する事業?を行っていた。…アフリカからも問い合わせがあるほどだった。

その後会社に就職・職業するものの、転職先の会社の倒産にあう。
「自分の人生、自分の責任のもとでやりたいようにやりたい」という度胸と、特に以前から好きだったあられ工場が倒産の危機に陥り、自分になにかできることはないかと考えたのが起業のきっかけ。
…あられに対する思いいれが強かった。とにかく世界に伝えたいという想い。


安心安全な食品の提供を心がけており、あられには新潟の契約農家の一等米を使用。
期間限定で六本木ヒルズにも出店。




2.パネルディスカッション
1)資本戦略・資金調達
 太田さん
前職を退職してから起業までの1年間、人材派遣会社を運営。
会社員時代にためた1,000万円をつぎ込んだものの、人材派遣会社特有のキャッシュの流れまで思い至らず、金策に走り回っていた。
→金融機関からの融資に対して抵抗感があった。女性はみなそうなのでは。

人材派遣は仲間と一緒に起業。しかしビジョンの共有化ができておらず、最終的には会社を他人に譲り渡す形に。

現在の会社は固定費が限られているものの、事業計画と現実とのギャップが大きく、キャッシュフローに悩まされる結果に。怖いという気持ちを払しょくし、銀行から融資を受ける。

原価のかからない商売であることから価格設定にかなり悩む。最初はとにかく実績作りに重点を置いた。

子供をしっかり育てていくためには、自分がやらざるを得ない。
また周りのサポーターによって支えられているということに気づくと、「やらないと失礼なのでは」という気持ちになった。


 遠藤さん
当初は資本金20万円。工場からの仕入れや工賃、送料等を自分の私財と工場からの出資で賄った。
六本木ヒルズの期間限定店舗を出したときも、売上が上がってもキャッシュフローが厳しい状況に→特にクレジット決済は入金の時期が遅い。

六本木ヒルズ出店のきっかけは、過去に六本木ヒルズの向かいの不動産屋で働いており、ネットワークがあったこと。
出店の話を受けた当初は提案額に躊躇したものの、試しに出店したところ思いのほか反響がよく、2年間の出店に結びついた。
→偶発性を引き起こす行動力。強い想いが引き起こした行動力。

2店舗出店に当たって銀行から融資を受ける。
→融資への恐怖心を払拭するために、常に計画書を立てるようにしていた。


続きは次回の更新で。
本日はお昼から関東経済産業局さん主催のウーマンミーティング in Tokyoに参加してきました。

最近は会社等での女性の活用が注目されていますし、かなりタイムリーなテーマですね。


今回のセミナーは2部構成となっており、第1部は日経ウーマン発行人である麓幸子さんのご講演、第2部は株式会社ベレフェクト 代表取締役の太田彩子さん、株式会社つ・い・つ・い 代表取締役の遠藤貴子さんのショートプレゼンとパネルディスカッションでした(コーディネータは麓さん)。


一応メモ書きをしたので、簡単に纏めたものを。

第1部「女性起業家の成功の法則」

1.DeNA南場さんについてのお話
(2日に開催された「グローバル・ウーマン・リーダーズ・サミット」でのお話がタイムリーだったとのこと)。
 
南場さんも創業当初はかなりご苦労されていた。
以下のことがDeNA成功の秘訣では?
・「事業の拡大」ではなく、「社会貢献性」を企業のミッションに置くこと。
→DeNAも元々はオークションを通じて「他人には価値のあるもの」が売買されることにより循環型社会へ変えていくというミッションを持っていた。
麓さん曰く、このような意識・視点を持った起業家は成功しているとのこと。

・「成功するまでやめない」という情熱
→苦しい時期があっても諦めずに事業を展開することと、人の話を積極的に聞いて勉強する姿勢も重要。

・社員のモチベーション維持と育成…社員を同じベクトルに向けることの大切さ。



2.日経ウーマンのお話
・局員とのミッションの共有化。
→「何故やるか」を組織に浸透させる。言われたことをこなすだけではなく、『自走』できる社員にするために、ミッションを腹落ちさせる。
男性は縦の論理を身に着けている印象。しかし女性は腹落ちしないと自走しないことが多い。
その仕事の意味・意義、これを一瞬のうちに相手に理解させる力が必要。
女性起業家の場合、最初は良くてもだんだんと力が落ちてくる。ミッション設定とその共有化がポイントか。



3.日経ウーマンオブザイヤーのお話(2000年~)
ポイントは以下の通り


・ミッションとパッション
→ミッションを言葉にして相手に伝え、そしてそれを実行できるパッション。


・自分よりも人のためという気持ち
→社会貢献性


・偶然をチャンスに変える
→偶然の出会いをチャンスにして展開していく力


・変化への柔軟性
→変わらないもの、変えていいものの判断。
事業、形態等、環境や社会情勢状況をみながら柔軟に対応できる力。
DeNAの場合、パソコンオークション→ガラケー→スマホと柔軟に事業形態を変えている。


・ポジティブさ・明るさ
→笑顔が素敵であり、話を聞きたくなる力を持っている。
人をまとめる、まきこめる、話し上手より聞き上手。
自分の劣化コピーではなく、サポーターとなる人が近くにいるか。
「自分はこれくらいしかできないから、周りに助けてもらう」という考え方があるか。


・ピンチをチャンスに変える力
→誰しも最初から上手く行くわけではない。
赤字になっても黒字に持って行くくらいの気持ち。谷深ければ谷高し。
特に環境や周りの責任にするのはNG。自分の課題と捉えて対応を分析、対応して行く力が必要。
失敗の原因を学び、組織マネージメントを学ぶ…ピンチを発展の機会と捉える。ピ


・その他
社員のモチベーションの源泉の見極めとタイミングを見計らった有効な声かけ。
→相手の話を聞く、トラブルをうまく社員から言わせる。ワンマンでは萎縮してトラブルの種は残ったまま。




「女性の腹落ち」話には納得しました。
あとやっぱり大事なのはパッションと明るさ!暗いところには良い風は来ない!反省!

第2部のメモは次回の日記で。