昨日、NHK京都放送局発のニュースでこんなものがありました。
コロナ禍で学生の心のケアに関する相談が増加 京滋の7私大
NHK京都 NEWS WEB 2022.10.19
ニュースのネタ元を探したところ、
2022年新型コロナ禍の下での大学アンケート調査の結果について
京滋地区私立大学教職員組合連合 2022年9月
大学本体ではなく、教職員の労働組合のアンケート調査だというのも興味深いですが、内容の多くは経済問題で、学生のメンタルヘルスの問題については4.その他というところで扱われています。
今回注目したい内容は、上記NHK京都放送局発のニュースにもあるように、
心のケアに関する相談件数が2022年度には5144件だったのが、2021年度には8872件と激増したこと
大学生の孤立化の相談が多い一方、対面授業になったせいで人と接する機会があることで大学に行けない(身体的症状が出てしまっている)といった相談例も多くなっている
といった点ですが、詳細は直接ご覧ください。もっとも、コロナ禍でという以上、コロナ前のデータとの比較が欲しいところです。
NHKのニュースでは、対面授業なしのリモートから大学生活がはじまってしまった現在の3回生の方々を特に心配している様子でした。3回生は就活の問題もあり対策が急がれるのですが、短期間でなんとかなるような話ではありません。
学生の方々の不安は相当強いものだろうということは予想できますが、社会というか企業のほうでどれだけこの問題を織り込んでいるのか、そもそも気づいてすらいないのではないかという点も気になります。
ここに書いてどうなるというものではありませんが、記録のために残しておきます。