本日未明に「緊急事態宣言の延長に際しての声明文」と題して書き込みを行った。

若干の修正と追記があるので、改めて書き込む。

大半の文言は同じである。

 

グハハハハハハハ~!

昨5月5日、音楽4団体(一般社団法人日本音楽事業者協会、一般社団法人コンサートプロモーターズ協会、一般社団法人日本音楽出版社協会、一般社団法人日本音楽制作者連盟)が連名で

「緊急事態宣言の延長に際しての声明文」を表明いたした。

一般の諸君にも読んでもらいたい。

http://www.fmp.or.jp/information/?p=993

https://www.barks.jp/news/?id=1000200986

 

その「声明文」の中で、吾輩が特に取りあげたいのは以下の部分である。

 

「2020年5月の最初の緊急事態宣言の解除以降、1年近くにわたり、私共団体会員社のコンサートや演劇、ミュージカル等の公演会場からのクラスター発生は報告されていません。

制限下での公演開催にあたっては、政府関係当局の対処方針に則り、ガイドラインを策定し、徹底的に感染症対策を行ってまいりました。

お客さまにもご理解をお願いし、入場時の検温および手指消毒、終始マスク着用を徹底、公演中に歓声や声援などの声を発することもなく、お客さま同士の距離も保つなど、感染拡大予防にご協力いただいてきました。会場内だけでなく、会場周辺において混雑の生じない余裕を持った入場と規制退場、あわせて会場までの直行直帰にもご協力いただきました。
お客さまのご協力のもと対策を徹底することで、感染者報告ゼロのエビデンスを積み重ね、ライブやコンサートの公演会場は決して感染リスクの高い場所ではないことを実績によって示してまいりました。
一方、昨年以降、コンサートや演劇、ミュージカル等の中止や延期が相次いだこと、収容人数の制限が続いたことで、ライブエンタテイメント産業は大きな打撃を受けています。

2020年の市場規模は前年比8割減となり、アーティストや実演家だけでなく、文化施設や、公演に従事する方々の生活も危機に直面しています。

ご存知のように、表現という人間の生み出す創造は余人を持って代えることのできない生業です。

一人ひとりがその文化創造に携わり支え続ける誇りを持ってやってきておりますが、残念ながら精神的にも限界が来ています。」

 

昨年の秋以降吾輩も、聖飢魔Ⅱの黒ミサ(ヴィデオ映像が中心)を含む30数本の「有観客」のステージを行った。

制作スタッフは上記の感染症対策を徹底し、お客さんも(ほぼ)全てそれに協力してくれ、声援など声を出すこともなく拍手等でレスポンスを送ってくれた。

※「ほぼ」というのは30数公演中2人だけ大きな声を発した者と、マスクをしていない者がいた。再三注意をしたが受け入れなかったので、入場料を返し退出してもらった。

ついでに言うと、バックステージでのPCR検査を受けていない人との接見もしていないし、打ち上げも一切やっていない。

ハードロック/ヘヴィメタルのコンサートでさえもその徹底が行われているのだ!基本的に着座すらしている、ロックで。

「行政はその実態を観にきてから色々と判断せよ!」と言いたい。

我々実演家はさることながら、制作に携わるあらゆるスタッフ、音響、照明、楽器補佐、器材運搬、スタイリスト、練習スタジオ、ライヴハウス…等々は疲弊し、業務継続が困難な者が続出している。

確かに「衣食住」に直接関与しないという点でエンターテインメントは「二の次」なのかも知れない。

しかし、世の人々の「心を支える」という点で、立派なライフラインであると、我々は自負しているし、そういった声も多くもらう。

 

昨春、まだCOVID-19対策がまだ徹底されていないころ、幾つかのライヴハウスからクラスターが発生したので、

いまだにそのイメージが払拭されていないのかも知れない。

だが現在は全く当時の状況と異なる現場になっている。昨夏以降一切エンターテイメント界にてクラスター発生の報告はない。

ついでに言っておこう。

緊急事態宣言が出されていない期間においても、客席のありかたについて、

「古典芸能や演歌は良いがポップスやロックはダメ」というガイドラインが出されていた。

線引きに疑問があるのはもちろん、上記したようにロックでも「そこまで!?」という取り組みがなされている。

為政者や役人は頭の中のイメージ、固定観念で物事を決めてはいけない。

街の飲食店を周ることも無論大事だが、エンターテインメントに関してもしかりだ。

もう一度言う。

「行政はその実態を観にきてから色々と判断せよ!」と。喜んで、いや自信を持って公演に招待してやるから。

何なら申請制でも良い。役人に観に来てもらい、制作も客もちゃんと対策が出来ていれば、その制作団体や主催者に

「お墨付き」を付与し、座席販売の有り方でも「ここまで(8割とか10割とか)良しとする」とか、どうかね?

だって、クラシックでもロックでも今、客席にて「飛沫が飛ばない」状況は同じなのだぜ。

「昼間だったら良いのでしょう?」「アルコールが入っていなければ良いのでしょう?」と、

飲食店のランチでマスクを外してベラベラ喋りながら会食する連中よりよっぽど飛沫は抑えられている。

現場の努力と実績が評価されないのは、まったくもっておかしい。これが中学生だったらグレるぜ。

 

…ああ、今はほぼ全て無観客だから 今観に来ても分からないのか…笑止!

 

末筆となったが、日々その身を危険にさらし社会貢献してくれている

医療従事者、ソーシャル・ワーカー等の諸君を労い、感謝する。←悪魔の発言として違和感があるか!? …笑止2

じゃあ、悪魔風に。

「これまで良く頑張ったな。でもやってられなかったらやめちまえ!」

 

ではまたWebRock!