本年で20年目を迎えた「デーモン閣下の邦楽維新Collaboration」シリーズ。
【当該シリーズの詳細に関しては以下の頁を参照されたし】

長くそれなりの人数がコンスタントに観覧してくれたからこそ、
シリーズは20年も続いていると思う。この場を借りて感謝したい。
また、本公演の主旨を理解し会場を提供してくれた各ホール、
長年ほぼ変わらないスタッフおよび共演者たちの存在や協力(心意気)も大きい。
みな『多謝!』である。
本年は既に127日に練馬文化センター(大)にて『インターネットで生中継』という初の試みを伴う公演を行い、各所から思わぬ反響を得た。
この39日と10日には横浜のみなとみらいホール(小)にて
新種の演出を伴う新作を披露するが、その二日目がシリーズ通算80公演目となる。
本年は更に秋に新潟と長野で過去の名作公演を行う企画中である。
まだまだ全国で当該シリーズ公演が足を運んでいない地が多い。
 
もしも全国の文化事業・ホールのブッキングに関わる諸氏がこの文章を読み、興味をもってくれるならば幸甚である。
『魁の和』の芸術(art)を常に追求しながら『娯楽』(entertainment)であることも常に意識している。
「誰もやったことの無い様な何かを創り出す」のはartの醍醐味であり極めて楽しい(苦しい時もあるが)。ただそれは時として独りよがりに陥ることもある。
しかし我が集団には同時に「顧客の歓ぶ顔を見る」entertainmentの楽しさも求めたい「銭がとれてこそ…代金以上のモノを提供してこそのプロフェッショナル」と思うメンバーが集結しているので、
20年続いた理由はそんなところにあると自負している。
 
あ、ところで先ほど触れた「この3月の横浜みなとみらいでの公演」は、
お陰さんで前売りは両日ともsold outになっている。
なのでこの文章はその宣伝のために書いているのではない。
ただちなみに「関係者用」として押さえていた座席の残にて、両日とも若干の「当日券」が出るかも知れない。その辺りはホールに問い合わせてくれ給へ。
 
さて、このシリーズのゲストとしての常連…というか、
20年間『首脳的な視点』でともに屋台骨を支えてくれた『看板娘』…、
ある時は『陰ボス=女帝』として君臨する、
エィカテリーナこと福田栄香(ふくだえいか)女史。
世を忍ぶ姿は、生田流 三ッの音会三代家元。
吾輩を長く応援してくれている諸君にとっては馴染みの邦楽家だと思う。
【福田栄香女史の公式web site
 
このたび彼女がNHK-教育TV(Eテレ)の『にっぽんの芸能~源氏物語を描く』にて大活躍している。
「本放送」は31日(金)に既に終わってしまったが、

再放送」が34日(月)12001254にある。 

【以下、エィカテリーナ帝からのメッセージ…あ、詔か】

古典音楽をもっと多くの人達に伝えたいと願い、十数年前から上演を重ねて参りました『うた語り』が、この度初めてテレビ放送されることになりました。三曲合奏と語りによる、源氏物語の世界を是非ご覧くださいませ。
 
うた語り 源氏物語より「夕顔」 
歌・三絃・語り 福田栄香  
箏       奥田雅楽之一
尺八      青木鈴慕  
原文朗読    石田ひかり 
放送後ご意見ご感想をお寄せ下さいますと幸いでございます。
NHKふれあいセンター
0570-066-066
(午前9時~午後10時)

 
…とのことである。
みな観れば良いではないか!
 
ところで過去長期にわたり「邦楽維新Collaboration」の本場所開催地の「場」を提供し続けてくれていたが4年前に惜しまれながら閉館した「こどもの城」。
昨今のニュースで、東京都施設内にある青山劇場青山円形劇場を改修し再び活用する方針を固めた、五輪でも活用し大会後は「都民の城」(仮称)として再整備する計画を進めている、との報せがあった。何だか嬉しい話だ。
「邦楽維新collaboration」だけではなく「ミュージカル a シンデレラ ストーリー」や「ココロノカケラ」、谷村新司氏との共演…などなど、あの地には沢山の思い出がある。
 
無くなると言えば、この吾輩のWebRock!を掲載している「YAHOO! Blog」がこの夏(?)をもって閉鎖されるらしい。
現在、新規の移転先を模索中に付き、それについてはまた追っての連絡を待たれたし。いやいや、色々計画外のことも起こるものだ。
 
さて最後に喧太くん、「存在の肯定!」(推敲しているうちに日付が変わってしまったが、まあご愛嬌ということで)
ではまたWebRock!