現在吾輩は来る4月5日に幕を開ける音楽劇「三文オペラ」の最終稽古にいそしむ日々である。追い込みだ。面白いぞ~!

吾輩は聖飢魔II時代からしばしば「正義とは何ぞや?」「悪とは何ぞや?」「そんなもの一元的に決められるものではない」という内容をテーマに表現・創作活動を行ってきた。世界的な名作と歌われている今回の芝居は、あたかも聖飢魔IIの劇版であるかのごとき中身だ。聖飢魔IIを好きでいてくれた諸君には、きっと馴染みやすい作品ではないかと考える。

そもそもギャングや乞食、娼婦たちが物語を紡いでゆくという、現代日本のTVなどマスメディアでは観ることのできない原作の状況設定に加え、宮本亜門氏の意表をつく演出と、主演の三上博史氏の手がけた強烈な歌詞によって、宣伝文句どおりまさに『今までに見たことのないような「三文オペラ」』となっているに違いない、と出演者の一名ながら自負している。かなり「おとなの芝居」だ。楽しみにしてくれたまえ!

そして観に来てくれる諸君、くれぐれも各登場人物の一つひとつの台詞の意味深さ(伏線)を、舞台の冒頭部からじっくり注意深く味わいつつ観てくれたまえ。

これまで*「一悪魔芝居~照美時音伝来記」*「Rock Opera Hamlet(中野サンプラザ20周年記念)」*「星の忍者(劇団★新感線)」*「舞踊歌劇『怒羅吸裸』(美唄フェスタ)」*「ミュージカル・シンデレラ・ストーリー」*「怪談狂言・耳なし芳一」*「avex JUKEBOX MUSICALココロノカケラ」と、各種“音楽劇”に出演してきた吾輩であるが、今回の「三文オペラ」は、そのいずれとも一線を画す世界観を秘めた作品であると言い切れるぞ!

ではまた、Web Rock!