大相撲初場所は「休みに休めず土俵に上がり続けていた」他の力士たちが「休養十分」の朝青龍にことごとく粉砕され「情けない!」と言われる形で終わった。

1か月おきに本場所がやってくる大相撲には他のスポーツと異なり、長期間のオフ・シーズンが存在しない。怪我をしても数場所休場すればたちまち番付が降下してしまうので、横綱以外の力士たちは怪我を押してでも続けての出場を余儀なくされる場合が多い。また「観戦を楽しみにしているファンのために」頑張って出場している力士たちも多い。

朝青龍の怪我がはたして3場所も休まねばならなかったほど重いものであったのかは不明だ。ただ、彼の調整能力が長けていたこともまた紛れもない事実である。例えそれが横綱としての“特権”を最大限に利用したことによって成されたことだとしても。

朝青龍の復活優勝を、評論家たちが(脱帽はしても)手放しで称賛していない理由は、こういった背景があるからだ。

また新たな問題が提起されたともいえる。

さて、本日未明、吾輩がこの場に「ゆゆしき問題である!」という表題にて、麻生総理大臣および日本相撲協会関係者を批判する書き込みをおこなったが、それは吾輩の見当違いの発言であったことが判明したので、ここにその文章を削除するとともに、この場を借りて、麻生総理大臣と日本相撲協会に謝罪いたす。

その書き込みは「麻生首相が靴を脱がずに表彰式の土俵に上がった」と決めつけて書いてしまったが、実は光沢のあるスリッパであったと関係者からの指摘を受け、吾輩も追ってそれを確認した。

麻生総理大臣には何の否もなく件の文章はとんだ言いがかりであったとともに、また「注意をしなかった」と日本相撲協会にも見識を誤った物言いをつける結果となってしまった。

今後は、この場もマスメディアであるという自覚のもと、ちゃんと事象の確認をおこなって発言をしてゆく所存である。

失礼した。

ではまたWeb Rock!