自分のやるべきことを唯やる。手を抜かずに。自分は。

普段なら断るような頼まれごとも、いつも以上に「完全にやってやろう」と、そう思った、そう心がけた昨日であった。

まがりなりにも「映画祭」のイヴェントで、『活弁』に映像が欠かせないことは中学生にだって分かることだ。しかも事前の広告で、『活弁』はその時間帯のイヴェントの目玉としてうたっていることは誰がどう…小学生が読んだって分かることだ。ところが主催者は使用予定映像の権利関係の交渉を開催日の数日前までやっていなかった。もちろん我々出演者側は「映像編集」「台本制作」「練習」に多くの時間を割いていたことは言うまでもない。

で、前日になって「できなくなりました」という連絡があった。

後進国か!?戦前か? エンターテインメントをなめるな!顔を洗って出直してこい!と言いたい。

怒っていることは大きく3点。

1、  上記のように事前にやるべきことを怠っている。

2、  問題が生じた際の、その対応の不適切な表現。(相撲協会を批判する資格なし!)責任回避も。

3、  当日主催者から吾輩は「これはやらないでください」ということは言われたが、正式に謝罪の言葉は一つも受けていない。(翌日・昼現在も)

もう一つだけ。

金を取っている以上、プロフェッショナルはプロフェッショナルとしての仕事をするのが当たり前。それがエンターテインメントに係る業務の場合は、特に。

サービス業にその精心がなくなったら、一体社会のために『何を生産しているのか?』と問いたい。存在意義を。

何?「昨日たくさんの笑いが起きていたじゃないか」と?

稚拙な出処進退を「人に笑われる」ことはコメディとは違うのだ。

(追記)

当日の舞台は結局どのように進行したのか、を記し忘れていた。

折角準備し練習したのだから、という理由で、映像(動画)無しで『活弁』に予定していた「ゴジラ」の朗読を、薩摩琵琶の演奏とともに、基本的には『活弁』用に吾輩が記した台本のもと、アドリブや「本来画面にはこういうシーンが…」という補足説明を交えつつ、約45分間ほど行なった。