昨日、『世界最高水準』の検査機関による精密検査の結果が「クロ」と出た。「最終結果ではなく、内容は言えない」とはされながら、「第三者の吸った大麻の煙による副流煙の可能性」が検出濃度によって否定され、自ら吸った疑いが濃厚となった、ということである。

また、正式に発表していない段階なのにこの情報は出回ったという(これについては別の機会に論じたい)。

さて、「簡易検査ではまれに、鎮痛剤などが原因で陽性反応が出ることがある」ということが騒動の最中にメディアを賑わせた。つまり、『疑惑はえん罪だ』と主張する人々の希望をつなぐ命綱がそれであった。

今回の精密検査。大麻吸引以外で陽性反応が出る可能性、またその確率について、どこかで記述されているものがあったら知りたい。

そういうことが分らないと軽々に発言できない。

【ここから先は98日未明に追記】

上記書き込みにおいて『「クロ」と出た』と記したが、7日付新聞紙上における説明で、

「ドーピング検査(上で言う精密検査)の採尿には一般的に(世界反ドーピング期間が定める手順では)一次検査用の『A検体』と保管用の『B検体』を採取する。一次検査で『A検体』が陽性を示した場合で、当該競技者が再検査を望んだ時用に『B検体』がある。『A』『B』両方で陽性が出た時に初めて『クロ』と断定される。逆に、原則として『A』『B』両方ともが禁止薬物に陽性反応を示さなければ違反(クロ)にはならない」という説明があった。

B検体』の結果がまだ出ていない時点での7日の段階で、複数の新聞は吾輩の書き込み同様「クロ」という表現を使用しているが、吾輩はその段階で「クロ」と言い切ったのは時期尚早であったと今判断する。よって当該競技者への謝罪の意も込めてその部分の文言を以下のように訂正する。

『世界最高水準』の検査機関による精密検査の結果が「A検体で陽性」と出た(まだクロとは言い切れない)