エビ | ~悪魔の人類滅亡計画~  by Demonade

~悪魔の人類滅亡計画~  by Demonade

 人類滅亡計画の進行状況でも発表する事にしよう。

若い読者は学校で習ったかも知れないが、”エビを食う”のも人類の滅亡を早める。

無論、「エビには何やら有害な物質が入っていて、人間の健康を蝕む。」という程単純な話ではない。(そういえばマグロの時にはそれくらい単純な話だった)

(ちなみに「蝕む」が読めないバカには教えておいてやろう。「むしばむ」と読む。ジワジワと悪い状態にする事を言う。)


エビの養殖のやり方に問題があるのだ。


現在、日本で食われているエビの9割くらいは、養殖モノを輸入したものだ。円高影響があるし、世界各国の景気は日本以上に悪いので日本人以外はあまりエビを食わなくなったから、最近随分と安くなっている。

それはともかく、エビの養殖とうのは汽水域で行われる。汽水というのは、海水と真水の中間の水だ。川の河口や海と繋がっている湖がこうなっている。日本の食品商社にとって、東南アジアのメコンデルタの様な大河の河口で、マングローブ林が生い茂っているあたりは非常に条件に合っていて都合が良かった。

マングローブの林で稚エビは獲れるし、未開地だから地元政府に多少金を払ってしまえば切り開き放題で養殖池に出来てしまう。地元の原住民が居ても、たいていは学校に行けておらぬ。頭が悪いから簡単にダマして、二束三文の金で土地を取り上げてしまう事が出来る。

そうやってエビを養殖する。養殖をするときは、かなり高密度で養殖するのでエビの病気が心配だから抗生物質(細菌を殺す薬剤)をエサに混ぜる。エビの腸内細菌が、エビのエサを横取りしなくなるので、エビの成長も速くなって余計に都合がよい。

しかし、その抗生物質は土壌細菌も殺す。養殖池は生態系バランスを失って、徐々になんとなく調子が悪くなって行って、5~10年でエビの成長が悪くなってしまう。

ところが、食品商社にとってはそんな事は気にならない。その養殖池をつぶして、隣のマングローブの林を養殖池にするだけだ。そうやって、片端からマングローブの林を潰しまくって、エビを日本人に食わしまくれば、がっぽがっぽ儲かる。そのうち、日本人ばかりでなく世界中が日本食ブームでエビを食うようになっていたので、食品商社は笑いが止まらなかった事だろう。

その一方、ハゲ地にされたマングローブの林はどうなるかというと、洪水調整機能がなくなる。稚エビをはじめとする幾多の生き物が住む場所を追われる。原住民の恵みの森がなくなる。二酸化炭素を吸収していた原生林がなくなる.......

まぁ、最終的には食品商社の方でも切り開くマングローブ林が尽きる。また、その少し前から稚エビを獲る場所がなくなるので限界に達した。今では、東南アジアではほとんどエビの養殖は行われておらぬ。南米へ移っていってしまった。

今では、南米で同じ事が繰り返されている。


エビを喰らうと、人類滅亡が近づく気がして来ただろう?


では、また会おう。 フへへへへへヘヘヘヘヘ!