2022年3月21日(月)

 

 


ロシアのウクライナ侵攻ニュースから1ヶ月が経とうとしています。思ったより長引いてしまっていますね。

このロシア・ウクライナ問題は、基本的に私は意見を保留していました。中東と同じ、ユダヤ人問題と同じ、エルサレム問題と同じ、旧ソ連や東欧諸国の問題も、私たち日本人が気安く関わるような問題ではない、と思っているからです。

武力に訴えたプーチンを擁護はしませんが、中東と同じく旧ソ連諸国も、勧善懲悪の単純な図式で判断なんかできないと思っているからです。
(それなのに、マスコミが全力でプーチンを悪者にしていることには、最初から違和感がありました。こどもじゃないんだから。もっと、複雑な事情をきちんと解説するべきじゃないかと思ってました。)

 

 


そんなときツイッターで、2015年製作のドキュメンタリー映画「ウクライナオンファイヤー」の映像が、さも現在の映像のように使われている、というのを読みました。フェイク画像がいくつも見つかり話題になっていましたが、私はオリバー・ストーンがつくった映画↓のほうに私は興味をもちました。

 

 

ウクライナ・オン・ファイヤー

 

ニコニコ動画はこちら
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40107141

 

 

皆様も、ぜひ見てみてください。もちろん、すべてをそのまま信じるってわけではありませんが、きちんと取材したドキュメンタリーであることは間違いありません。


この映画を見て、ウクライナという国が、地政的にも歴史的にも大きな火種を抱えた国だということがわかりました。ドイツ・ナチスとの関係、戦後ネオナチの台頭、深くはびこる民族浄化主義、ユダヤ人やロシア人の虐殺、西側諸国の干渉による政府の腐敗などなど。
プーチンがウクライナについて「領土的な野心はない。」というのを信じたくなるような、侵略しても火種を抱え込むだけのような国です。

私は、ロシアの味方をするわけでもないし、プーチンを擁護するつもりもありません。でも、この映画を見て、世界中で同じことが繰り返されているのは間違いないなぁ、と気づかされました。

朝鮮半島、ベトナム、イラク、アフガニスタン、ボスニアヘルツェゴビナやコソボ、などなど。戦地になっているのは、西欧諸国ではない中東や東欧やアジアの国々です。

西側の戦争マフィア、金融マフィアが、現地の政治に干渉し、利権をもたらす政権を樹立するために、革命という名の暴動を起こし、それが現地の周辺諸国を追い詰めて、戦争に至る。

ここ最近の戦争は全部、同じシナリオじゃないでしょうか。
本当に戦争をさせているのは、どこなのか。誰なのか。
私たちは、そろそろ気づいて、問いかけて、現実を見極めなきゃいけないんじゃないでしょうか。
プーチンが戦っているのは、ウクライナではなくて、実は西側の戦争マフィアかもしれません。プーチンが怒っているのは、西欧の傀儡政権になりさがった挙句、自国民を苦しめている人たちなのかもしれません。

どこの国も、国民と政府は違います。
どこの国民も、ほとんどは善良な人々です。彼らが犠牲になることは、なんとしても止めたい。それが、他の国の、善良な人々の願いです。

私だって、そう願います。


そう願って、世界中の善良な人々が、ウクライナに寄付しています。
でも、本当にその善意のお金が善良なウクライナ国民のもとに届くのか、私は大いに疑っています。

ウクライナかわいそうで寄付することが、実は何に加担することになるか、よく考えたほうがいい気がします。

ゼレンスキーはすっかり英雄扱いされていますが、「ウクライナを救う人たちは名乗り出てください。私たちが武器を与えます。」みたいなことをテレビで訴えていたとき、私には違和感しかありませんでした。
日本のウクライナ大使館がツイッターの公式アカウントで武勇兵を募集したときも、違和感しかありませんでした。
他の国の、他の国民を巻き込んで、武器を与えて、自分たちのために戦わせる、って、異常じゃありませんか。
マスコミがその異常さを指摘せずに、英雄扱いし、とことんロシアを悪役に仕立て、ウクライナを救おうという声一色なのには、不信しかありません。

善良な人々は、戦争なんてしたくないに決まっています。
戦争反対。それは当たり前。
でも、あまりに単純に思考している人たち、それを扇動しているマスコミを見ていると、このウクライナ問題にもパンデミック騒ぎと同じ臭いがします。

マスコミを盲信せず、ニュースに振り回されず、恐怖に囚われず、とにかく、まずは自分で調べて、自分で考えて、自分の意思をはっきりとさせたい。私は、そう思います。

 


追記)
この映画、今すごく視聴されています。
それについて、デタラメな解説をしているサイトも多く見受けられます。たとえば、これ
この記事は、この映画で描いたユーロ・マイダン革命を、全く理解できていません。故意にそうしているか、本当は見ていないのではないかと思います。こういう誘導も、繰り返されています。
皆様は、ぜひ、自分で見て、自分で考えてくださいね。

 

 

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