水原ワールドカップスタジアムのゴール裏の様子
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アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦が24日、韓国の水原(スウォン)ワールドカップスタジアムで行われ、第1戦に3-2で先勝した鹿島アントラーズが水原三星ブルーウィングスと3-3で引き分け、2戦合計スコアを6-5として初の決勝進出を決めた。

アウェー決戦で鹿島は、前半の山本脩斗のゴールで先制。後半に入って立て続けに3失点したが、後半19分に西大伍が2点目を挙げ、さらに後半37分、セルジーニョがACL4戦連続のゴールを決めて追いつき、悲願の決勝進出が決めた。

鹿島は決勝でイランのペルセポリスと11月3日にホーム、11月10日にアウェーで対戦する。

水原戦を現地で見たが、さすがに3失点した時は焦った。それでも選手は円陣を組んで気合いを入れ直すと、怒涛の反撃で2点を奪い返した。

クラブ史に残る激戦の末、鹿島は悲願のアジア制覇の挑戦権を手にしたが、ここまで来た以上、ぜひ優勝してほしい。

08年以降、私は鹿島のアジア挑戦を追いかけてきた。鹿島がアジア王者となる瞬間を現場で見届けたいと思っていたし、アウェーでの決勝第2戦の応援にも行くつもりだった。

しかし、決勝の相手がイランのクラブとなったため、アウェー行きを泣く泣くあきらめた。準決勝の前まで、決勝の仮想対戦相手をカタールのアルサッドと考えていたが、勝ち上がってきたのはイランのペルセポリス。先月からカタール渡航の準備をしていたが、その目論見は水の泡となった。

アウェー参戦をやめた理由は、イラン渡航に関して厄介な問題があるため。それはアメリカ合衆国入国に絡む事柄だ。

2011年3月1日以降に一度でもイランへの渡航歴があると、その後に観光で渡米する際、ビザ免除プログラム(電子渡航認証システムESTAによる認証)での入国は不可となり、事前に観光ビザ(B-2ビザ)の取得が必要となる。

在日米国大使館・領事館のサイトによると、詳細は以下の通り。

「2015年ビザ免除プログラムの改定およびテロリスト渡航防止法の施行によって、2011年3月1日以降にイラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、またはイエメンに渡航または滞在された方(ビザ免除プログラム参加国の軍または外交目的による渡航に対しては、限られた例外有り)またはイラン、イラク、スーダン、シリア国籍の渡航者はビザ免除プログラムを利用して渡米することはできません。」
http://www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-visawaiverinfo.asp#ineligibility

私は、タイ、ベトナム、インドネシアなど東南アジアを中心に月1回のペースで海外出張しているが、そのほかに年1~2回程度、ハワイを含むアメリカ国内を観光目的で訪れている。1回の滞在は長くて7~8日ほど。当然ながら、ネット上で申請可能なESTA(申請から2年有効)を使って入国している。

だが一度でもイランに入国すると、ESTAを介した米国入国ができなくなってしまう。それでも億劫がらずに大使館まで行って観光ビザを取れば済む話だが、単なる休暇旅行のために、いちいち大使館まで出向いてビザを取るのは面倒。ちなみに観光ビザ取得の際、短時間とはいえ面接がある。

イラン渡航歴があっても、観光ビザさえ取っておけば、空路での入国時は特に問題ないと聞いたが、トランプ政権のイラン政策がさらに強硬になれば、入国審査の際に厄介なことが起きるかもしれないし、家族と相談の結果、イラン行きを断念した。結局、口先だけのエセサポーターであることをさらす結果となり、本当に情け無く思う。

ACL準決勝は、ホーム、アウェーとも現場で観戦したが、最後に大きな落とし穴が待っていた。イランで開催される決勝第2戦の応援に行けないのは非常に残念。決勝は11月3日のホーム戦のみをカシマスタジアムで観戦し、アウェー戦の応援は、アントラーズサポーター有志の方々に託したい。

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画像は、ハワイ・オアフ島・ダイヤモンドヘッド頂上からの眺め。観光目的の旅だと、欧州のほか、ハワイに出かけることが多い。直近の2年は、年に2回ハワイを訪れている。
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ハワイの定宿。
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カイルア「ブーツ&キモズ」の名物マカデミアナッツソースかけパンケーキ。ほど良い甘さで結構美味。
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カイルアビーチパーク
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水原戦でのサポーター・ミーティングの様子。約300人のアントラーズサポーターが水原ワールドカップスタジアムにかけつけた。この中には、イランまで鹿島の応援に行く方もいる。
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