流れ者の金崎らしい移籍劇。鹿島の若手の奮起に期待

イメージ 1

鹿島アントラーズは24日、FW金崎夢生がサガン鳥栖に完全移籍すると発表した。金崎の移籍は、セレッソ大阪戦を前にしたミーティングでチーム全体に伝えられたという。アントラーズは強く慰留したというが、「新しいことにチャレンジしたい」という本人の意思を尊重したとのこと。

ところで、6月30日に行われた「SOCIO  FESTA」の際、金崎は体調不良を理由にイベントを欠席したが、実はその頃から金崎が他のクラブに移籍するのではないかと身内で話をしていた。

ワールドカップ中断期間が終わって公式戦が再開された後、金崎は3試合連続で先発を外れている。どこか故障したという話も聞かないし、これは何かあるな?と思っていたら、電撃的に金崎の鳥栖移籍が発表された。

私は金崎の移籍をある程度覚悟していたけれど、一般論として、シーズンの半ばでエース番号「10」を付けた選手が他のクラブに移籍してしまうのは、かなり衝撃的なことだ。今季から金崎が付けた「10」のユニフォームを購入したアントラーズサポーターは、なおさらショックだろう。

移籍の真相など知る由もないが、監督、コーチとそりが合わないとか、起用法に不満があったとか、金崎自身が鹿島に見切りをつけたとか、様々な憶測が飛び交っている。ただ、どんな理由にせよ、流れ者的なサッカー人生を送ってきた金崎にとって、そろそろ新たな場所へ移る潮時だったのではないかと。

そこに「渡りに船」とばかりに、タイミングよく鳥栖から獲得の意向が示され、金崎は思い切って移籍を決断したのかもしれない。さらに、フェルナンド・トーレスの存在が、決断を後押しした気もする。

金崎の移籍は仕方ないが、チーム最多得点者(J1今季7得点)を失った鹿島には痛手だ。要所で勝負強さを発揮してきた金崎の抜けた穴は大きい。成長著しい鈴木優磨ら若手選手のさらなる奮起に期待するが、やはり駒不足は否めない。

すでにクラブは補強に動いていると思うが、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で勝ち上がることを考えた場合、フィジカルの強いFWの獲得が必要と思われる。そうなると、ジーコさんが頼みの綱か?

金崎が鳥栖へ移籍した一方、プロ野球の「交換トレード」のような形で、鳥栖から韓国代表DFチョン・スンヒョンが完全移籍で鹿島に加入した。これは、ベルギー1部セルクル・ブルージュに移籍したセンターバック植田直通の穴埋めと思われるが、移籍してくる以上、チョン・スンヒョンには守備の要としてしっかり働いてほしい。

最後に。
今週の鹿島は、大阪で2連戦。私は土曜日のガンバ大阪戦(吹田)の観戦に出かける。当日の天気が心配だが、鹿島が少しでも上位に迫れるよう、精いっぱい応援したい。

にほんブログ村 鹿島アントラーズ (クリックして頂けると嬉しいです。とても励みになります♪)




金崎選手がサガン鳥栖に完全移籍(鹿島アントラーズ公式サイト)

チョン スンヒョン選手が加入 (鹿島アントラーズ公式サイト)

イメージ 2