2018年4月11日(水)19:00 
2018明治安田生命J1リーグ 第7節 (味の素スタジアム,17,260人,曇)

FC東京(3位)  2-1  鹿島アントラーズ(13位)


約2ヶ月ぶりのバンコク
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タイ出張のため、7日の湘南ベルマーレ戦は観戦できなかったが、11日(水)夕方に帰国。羽田空港から都内の自宅に戻り、ダゾーンでFC東京戦の生中継を観た。

湘南戦で終了直前に痛恨の決勝ゴールを許した鹿島。東京戦では先制するも、リードを守れず逆転負けを喫した。「金崎が得点すれば負け無し」の不敗神話もついに終了。リーグ戦2連敗の鹿島は13位に転落。リーグ優勝どころの話ではなくなってきた。

それでも東京戦の序盤に鹿島が繰り広げたサッカーは、決して悲観すべきものではなかった。前半29分には、レアンドロが絡んだ素早いパスワークから金崎夢生が幸先よく先制点を奪った。

これで波に乗るかと思ったが、左サイドバック山本脩斗の負傷交代が大きく響いた。先制から10分後、山本の抜けた鹿島の左サイドを破られてクロスを入れられると、ゴール前の守備陣が対応できず自殺点を献上。

さらに後半10分、再びウイークポイントの左サイドを室屋に突破され、そのまま室屋に決勝ゴールを叩き込まれた。リードを奪われると意気消沈し、反撃する気力もないままタイムアップとなった。

鹿島はまるで勝ち方を忘れたかのよう。ここ一番での勝負強さは鹿島の真骨頂だったが、今や見る影もない。得意としていたセットプレーで効率的に得点を挙げ、リードを奪えば落ち着いたパス回しで相手をいなす。かつてなら当たり前だった展開に全く持ち込めなくなった。

もともと鹿島は、個の力に依存せず、連係とその時々の状況判断で接戦をものにしてきたチーム。だから結果が出ず、内面に迷いが生じるとほころびが全体に広がる。

この日もあちこちでパスがかみ合わず、守備で相手に寄せるタイミングが遅れた。そして焦れば焦るほど力んでシュートが入らない。

何もかもうまくいかない原因はメンタル面にある気がする。負けられない、ミスできないと必要以上に力が入る。そうするうちに勢いが失われ、攻守とも空回り。鹿島は完全に泥沼にはまっている。

そして選手が思うようにプレーできない状況を招いた最大の要因は、大岩剛監督の采配だろう。
開幕から頼りにならないブラジル人(レオシルバ、ペドロジュニオール)を優遇し続けた結果、パスや連係のミスが多発して中盤が崩壊してしまった。

一度つまずくと立て直すのは非常に厄介。約束事を見失った選手からは、どう組み立てたらいいかわからないといった迷いが感じられる。

監督に対しては他にも、選手のコンディションの見極め、選手の選択、交代のタイミングに大きな疑問符がつく。勝てない試合が続く中、監督が何ら有効な手立てを打てていないのが実情だ。

鹿島は昨年、リーグ優勝を逃して10億円以上の賞金総額を失った。個人的には、昨季終了の段階で監督交代に踏み切るべきだったと考えてきたが、ここにきて監督解任を求めるサポーターの声が高まってきている。

アジア・チャンピオンズリーグでは決勝トーナメント進出を決めたものの、チーム最大の目標であるリーグ優勝(20億円以上の賞金総額含む)は遠ざかる一方。すでに監督をクビにすべき一線は超えているように思うが、代わる者がいないのも現実かと。

ただ、監督だけでなく選手にも成績低迷の責任は当然ある。とにかく心身ともひ弱すぎる。まだ序盤戦と開き直れる選手が、今の鹿島には見当たらない。ここで、もうダメだと思えば、それで終わり。

故障者の続出が響いているのは確かだが、選手が顔を上げて戦うしかない。監督解任の話は別にして、選手には今まで以上の奮起を期待したい。サポーターは、なによりホームでの勝利を待ちわびているんだし。

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FC東京戦マッチレビュー (鹿島アントラーズ公式サイト)


JAL便の機内で「スターウォーズ 最後のジェダイ(Star Wars : The Last Jedi)」を鑑賞。
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JL717便(NRT→BKK)の機内食

(上)メインディッシュ「和牛サーロインステーキのマスタードソース」

(下)オードブル「春キャベツと花のサラダ、国産牛のローストビーフと山葵のソース」

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