アントラーズの情報発信量の少なさにイラッとする

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3月7日のシドニーFC戦の出来事から。

試合会場のシドニー・フットボール・スタジアムに到着後、さっそくチケット売り場に向かった。アントラーズ公式サイトに掲載されていた情報では、チケット価格が27オーストラリアドルとなっていたが、実際は30オーストラリアドルだった。

観戦チケットをまとめ買いしていたコアグループのメンバーは、このチケット価格の違いを知らず、販売窓口でもめていた。

アントラーズは、チケット価格を間違って発表しただけでなく、会場アクセス、交通機関、会場施設等に関する情報を我々に何一つ知らせなかった。

昨年2月、バンコクで行われたムアントン戦では、ペットボトルの持ち込み禁止規定や、帰路の交通手段で困っていたサポーターが何人もいた。その際もアントラーズからの事前の情報提供は一切なかった。

さらに今年2月のアウェイ水原戦では、スタジアムへのアクセスに関して公式ツアーのバス発着場所が示されただけ。

こうしたアントラーズの塩対応は以前から続いているが、公式ツアー参加者以外は眼中にないというクラブの冷淡な姿勢がにじみ出ている。

シドニー入りしたサポーターの中には、アントラーズからの情報の少なさに苦言を呈する者がいた。 

私自身は独立独行で動くから問題ないが、渡航経験の乏しい人、語学力に自信のない人は、情報提供されないことに不安を感じたと思う。

しかしクラブの考えは、バナースポンサー主催の観戦ツアーありきで、自力で現地入りする連中の面倒はみないというのが本音のようだ。でも、それでは海外で応援しようというサポーターが増えるわけがない。

アントラーズは長い間、現地入りサポーターへの情報提供をないがしろにしてきたが、19ものタイトルを獲得したクラブとしては、あまりに不親切な対応だ。

勝手に海外まで行くヤツは自己責任といえばそれまでだが、そんなバカが一体なぜ現地に駆けつけるのかという根本的な認識がクラブには欠けている。

一方、アントラーズのシドニー遠征とほぼ同時期にメルボルンで試合をした川崎フロンターレのサイトをのぞいてみたところ、チケット購入方法、会場アクセス、交通機関、スタジアムでの注意事項、渡航情報などが細々と書かれていた。

フロンターレの情報量の豊富さは、アントラーズが見習うべきものだ。また、メルボルンで応援するサポーターに対して「画像や現地の様子をクラブ宛に送ってください」との書き込みもあり、選手、クラブ、サポーターが一体となって戦おうというフロンターレの姿勢が伝わってきた。

両クラブのサポーター対応の違いがよくわかるので、下記リンクの記事を比べてほしい。

3/13 メルボルン「アウェイに行こう!ゲーム開催情報」について (川崎フロンターレ公式サイト)

ACL シドニー戦(3/7)アウェイでの観戦について    (鹿島アントラーズ公式サイト)

見ての通り、フロンターレとアントラーズの情報量の差は歴然。この件に限らず、アントラーズのニュースリリースは、ショボいとしか言いようがない。アントラーズは本気でアジア王者を狙っているクラブなのかと勘繰りたくもなる。

アウェイで戦う以上、クラブは事前に現地調査を行っているはずだが、どうやらサポーター目線で考えることはしないらしい。

公式サイトにアップしなくても、ツイッターでサクッと発信すればOKなのに、アントラーズの担当者は、そんな考えすら持ち合わせていない。せっかくの公式SNSも無意味だ。

アントラーズが鬼門のACLラウンド16を突破しても、クラブは従前どおり、サポーターに不誠実な対応を取り続けるのだろうか?

 仮にアントラーズが決勝まで勝ち進んだ場合、中東で行われるアウェイ戦の際にも情報提供しないのかと。クラブがサポーターに思いやりのない姿勢を貫くのなら、アントラーズがアジアを制覇するのは難しくなると思うけど…。

イランやサウジアラビアまでチャーター機を飛ばした浦和レッズの真似は難しいとしても、せめて一人でも多くのサポーターが現地で応援できるよう手助けするのがクラブの務めでは?

そのために最も大事なことは、サポーターにとって必要最低限の情報をクラブが随時提供することだ。

だが、これまでの経緯からして、アントラーズの姿勢が大きく変わることはないだろう。おそらくアントラーズは、中東アウェイ戦の応援に行くサポーターのバックアップなど、これっぽちも想定していないと思う。

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浦和レッズACL2007の舞台裏 (サッカーキング 2017/10/15)


アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の次節は、上海虹口足球場で行われる上海申花戦。鹿島は引き分け以上でACL決勝トーナメント進出が決まる。
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アントラーズ公式サイトに載っていたチケット価格は27AUDだが、実際には30AUDだった。
まあ、スタジアムに行けばわかることなんだけど、ちょっとイラッとした。
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私は個人で成田発着のJAL直行便を使ったが、「オフィシャル応援ツアー」は仁川経由の大韓航空便を利用したという。現地滞在が24時間に満たない公式ツアーは、不便なうえ旅行代金が13万5000円と割高。これでは公式ツアーに若いサポは集まらないと思う。




成田空港のJALラウンジ
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機内食は和食を選択。
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台の物
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毎度閑古鳥が鳴くACLアウェイ戦のゴール裏。
シドニーで実際に声を出して応援していたアントラーズサポーターは30人あまり。かつて浦和がシドニーと対戦した際は、2,000人を超えるレッズサポーターがシドニーまで押しかけたという。

一般的なアントラーズサポーターのACL関心度は低く、一部のコアサポか、ある程度渡航歴がある者以外、海外まで鹿島の応援に行く人は極めて少ない。クラブも現地入りサポーターを積極的に支援しようとは考えていないようだし、この先もアウェイ戦はガラガラだろう。
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