聖地マラネッロでミュージアム見学&フェラーリ走行
フェラーリ・ミュージアムに展示。これはサーキット走行専用車で、世界に40台のみ。発売価格は250万ユーロ(約3億4千万円)。
...前回からの続き。
モデナのエンツォ・フェラーリ博物館からシャトルバスに乗り、30分ほどでマラネッロのフェラーリ・ミュージアム(ムゼオ・フェラーリ・マラネッロ)に到着。時計を見ると午前11時半で、依然として雨が降り続いていた。
近くを散歩したかったが外にいられないので、さっそくミュージアムを見学。入場すると、若かりし頃のエンツォの写真とフェラーリ250ルマンに出迎えられる。
展示スペースは3フロア。
まずは、フェラーリの製造工程、エンジンやパーツに関するエリア。その先へ進むと歴史的名車から最新のロードモデル、様々なレースに参戦してきたレーシングカーのコレクションがずらりと並ぶ。中でもF1マシンの展示が充実していて、ラウダ、プロスト、シューマッハらが乗っていたマシンもあった。
メルセデスベンツ博物館(シュツットガルト)やBMWヴェルト(ミュンヘン)などドイツメーカーの博物館と比べると、ここの規模はさほど大きくないが、展示内容は興味深く、約2時間半かけてじっくり見学。レースとともに歩んできたフェラーリの70年に及ぶ歴史を学んだ。
見学を終えて外に出たら雨は小降りになっていた。それからミュージアム近くのカフェでランチ。しばらく休憩した後、カフェに隣接するスーパーカー専門のレンタカー屋へ向かい、いよいよマラネッロでフェラーリに乗る。
レンタカー屋については、あらかじめ調べておいたのだが、正直言って料金はかなり高額。ただ、イタリアでフェラーリを運転できる機会はそうそうないし、今回は短時間の30分レンタルを申し込む。
レンタルしたのは、自分の所有車と同型の488GTB。他の車種を選びたかったが希望の車が出払っていた。その代わり、ワイパーやライトなどの操作はお手の物。ナビゲーター役のイタリア人のおじさんに「操作方法を何も教えなくていいから楽」と言われた。
30分レンタルは、マラネッロ周辺の一般道をざっと回るコース。駐車場を出発後、おじさんから英語で道案内を受けながら走る。
メルセデスベンツ博物館(シュツットガルト)やBMWヴェルト(ミュンヘン)などドイツメーカーの博物館と比べると、ここの規模はさほど大きくないが、展示内容は興味深く、約2時間半かけてじっくり見学。レースとともに歩んできたフェラーリの70年に及ぶ歴史を学んだ。
見学を終えて外に出たら雨は小降りになっていた。それからミュージアム近くのカフェでランチ。しばらく休憩した後、カフェに隣接するスーパーカー専門のレンタカー屋へ向かい、いよいよマラネッロでフェラーリに乗る。
レンタカー屋については、あらかじめ調べておいたのだが、正直言って料金はかなり高額。ただ、イタリアでフェラーリを運転できる機会はそうそうないし、今回は短時間の30分レンタルを申し込む。
レンタルしたのは、自分の所有車と同型の488GTB。他の車種を選びたかったが希望の車が出払っていた。その代わり、ワイパーやライトなどの操作はお手の物。ナビゲーター役のイタリア人のおじさんに「操作方法を何も教えなくていいから楽」と言われた。
30分レンタルは、マラネッロ周辺の一般道をざっと回るコース。駐車場を出発後、おじさんから英語で道案内を受けながら走る。
最初は慎重に走ったが、慣れてくるに従いスピードが上がる。コースの途中に一箇所だけ自動速度違反取締装置が設置されていて、おじさんに「ここでは70km/h以下に落とせ!」と指示される。ところが通過した途端、「push!」の掛け声がかかる。
マラネッロは小さな町で、フェラーリの工場がある中心部以外は、のどかな田園風景が広がっている。郊外では速度に関して特に何も言われず、とても口に出して言えないスピードでイタリアの田舎道を軽快に駆け抜けた。
ただし、雨で路面は「ウェット」。調子に乗ってアクセルを踏み込み過ぎ、リアが滑って暴れ馬状態になる場面もあった。
マラネッロは小さな町で、フェラーリの工場がある中心部以外は、のどかな田園風景が広がっている。郊外では速度に関して特に何も言われず、とても口に出して言えないスピードでイタリアの田舎道を軽快に駆け抜けた。
ただし、雨で路面は「ウェット」。調子に乗ってアクセルを踏み込み過ぎ、リアが滑って暴れ馬状態になる場面もあった。
それでもすぐ立て直せるのが現代のスポーツカーの素晴らしいところ。最新のテクノロジーのアシストを受け、下手くそな私でも安全に走ることができる。
コース終盤にフェラーリ本社工場をぐるっと回ってレンタカー屋にゴール。あっという間の30分間だった。ナビゲートしてくれたおじさんと固い握手を交わし、受付で精算を済ませ、マラネッロを後にした。
ドライブ中の景色を見て、多少はイタリアらしさを味わうこともあったけど、貴重な体験をしたという感激はなかった。工場見学で再びマラネッロを訪れる際、できるならフィオラノ・サーキットを走ってみたい。
コース終盤にフェラーリ本社工場をぐるっと回ってレンタカー屋にゴール。あっという間の30分間だった。ナビゲートしてくれたおじさんと固い握手を交わし、受付で精算を済ませ、マラネッロを後にした。
ドライブ中の景色を見て、多少はイタリアらしさを味わうこともあったけど、貴重な体験をしたという感激はなかった。工場見学で再びマラネッロを訪れる際、できるならフィオラノ・サーキットを走ってみたい。
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Museo Casa Enzo Ferrari (エンツォフェラーリ生家博物館)
Museo Ferrari Maranello (ムゼオ・フェラーリ・マラネッロ)
フェラーリ 488GTB、名車に新たな歴史を刻む「官能ターボ」 (ダイヤモンド・オンライン)
フェラーリ・ミュージアム入り口にある跳ね馬
館内に入ると、若かりし頃のエンツォ・フェラーリの写真とフェラーリ250ルマンがお出迎え。
<F1マシン Ferrari F2002 >
フェラーリが圧勝した2002シーズンのマシン。カーナンバー1のシートに座ったミハエル・シューマッハが年間11勝を挙げる。この頃がフェラーリの黄金期だった。
フェラーリが圧勝した2002シーズンのマシン。カーナンバー1のシートに座ったミハエル・シューマッハが年間11勝を挙げる。この頃がフェラーリの黄金期だった。
<F1 Ferrari F2008 >
穴の開いたノーズが特徴的。このF2008の周りに、フェラーリの栄光の歴史を物語るトロフィーや写真が飾られている。自分を含め見学者はおじさんばかりだ。
穴の開いたノーズが特徴的。このF2008の周りに、フェラーリの栄光の歴史を物語るトロフィーや写真が飾られている。自分を含め見学者はおじさんばかりだ。
<Ferrari 365GTB/4 >
1968~73年にかけて製造。「デイトナ」の呼び名でもお馴染み。昨年、同型のデイトナが岐阜県の納屋から37年ぶりに発見された。岐阜で見つかったデイトナは、アルミボディの超希少車。埃を被ったままマラネッロまで運ばれ、フェラーリ70周年記念のオークションに出品、180万ユーロ(約2億3500万円)で落札された。
1968~73年にかけて製造。「デイトナ」の呼び名でもお馴染み。昨年、同型のデイトナが岐阜県の納屋から37年ぶりに発見された。岐阜で見つかったデイトナは、アルミボディの超希少車。埃を被ったままマラネッロまで運ばれ、フェラーリ70周年記念のオークションに出品、180万ユーロ(約2億3500万円)で落札された。
<La Ferrari>
2013年発表のラ フェラーリ。購入者はフェラーリから極秘に選ばれた人だけで、販売台数は500台。発売時の価格は日本円で1億6千万円くらいだったが、今は一体いくらするのか見当もつかない。富士スピードウェイのイベントで何度も見てるので、あまり驚かなくなってしまったが、本当に素晴らしい車。
2013年発表のラ フェラーリ。購入者はフェラーリから極秘に選ばれた人だけで、販売台数は500台。発売時の価格は日本円で1億6千万円くらいだったが、今は一体いくらするのか見当もつかない。富士スピードウェイのイベントで何度も見てるので、あまり驚かなくなってしまったが、本当に素晴らしい車。
レンタカー店の前にFerrari 458 Italia
今回借りたFerrari 488GTB 。自分の所有車と同じで違和感はなかったけど、別の車に乗ればよかったと後悔。
運転の模様を、座席後方から録画した動画。希望すれば、DVDにコピーしてくれる。
このレンタカー店では、フェラーリ以外に1台だけランボルギーニ・ウラカンを貸し出していた。
フェラーリ本社工場。オーナーの特典として、フェラーリ側から事前に許可をもらえば、工場見学が可能。ただし、工場内での写真撮影はできない。見学してきたオーナーから話を聞いたら、丁寧かつ緻密な製造工程がとても面白かったという。せっかくだし、できるだけ早い時期に訪れたい。
フェラーリ・ミュージアムの外観。帰る頃になって天気が回復。