17年3月に納車したフェラーリ488GTB
イタリアは日本人観光客にも人気の国だが、その多くはローマ、フィレンツェ、ミラノ、ヴェネチアあたりをぶらぶらすることはあっても、フェラーリにゆかりのあるマラネッロやモデナを目指す者はほとんどいない。まあ、そりゃそうだ。今どき、スポーツカーマニアなんて絶滅危惧種だし。
私は、2011年にフェラーリ・カリフォルニアを購入。これが初のフェラーリだった。そして昨年3月、3.9リッター、V8ツインターボエンジン搭載のフェラーリ488GTBに乗り換えた。
だが、視力や体力などの衰えが進みつつあり、サーキット走行はそろそろ限界。また、世界的にエコカーへのシフトが加速しており、670馬力を発生する高出力のガソリン車に乗るのも、この車が最後になるだろう。
ところで昨年末、急に決まった観光旅行でイタリアを訪れた。時間的な制約はあったが、せっかくのイタリア訪問の機会だし、宿泊地のフィレンツェから鉄道とバスを乗り継ぎ、フェラーリの聖地であるモデナとマラネッロまで日帰りで出かけてきた。
フェラーリオーナーの場合、コーンズなどの正規ディーラーを通して事前に予約すれば、フェラーリ本社工場の見学が可能だが、今回は突然の訪問だったため、工場立ち入りは不可。
ところで昨年末、急に決まった観光旅行でイタリアを訪れた。時間的な制約はあったが、せっかくのイタリア訪問の機会だし、宿泊地のフィレンツェから鉄道とバスを乗り継ぎ、フェラーリの聖地であるモデナとマラネッロまで日帰りで出かけてきた。
フェラーリオーナーの場合、コーンズなどの正規ディーラーを通して事前に予約すれば、フェラーリ本社工場の見学が可能だが、今回は突然の訪問だったため、工場立ち入りは不可。
その代わり、モデナの「エンツォ・フェラーリ生家博物館」とマラネッロの「フェラーリ・ミュージアム」の見学と、フェラーリの試乗を主な目的とした。工場見学はまた別の機会に。
朝8時過ぎにホテルを出て、フィレンツェの玄関口サンタ・マリア・ノッヴェラ駅に向かった。スマホでネット予約しておいた高速鉄道フレッチャロッサ(「赤い矢」の意味)に乗車し、まずはボローニャへ向かう。
それにしてもイタリア国鉄は便利になった。チケットレスで乗車、検札はスマホ画面、車内は快適、発着とも定刻通り。久しぶりにイタリアで鉄道を使ったが、あまりに使いやすくて過ぎて逆にびっくりした。
話を戻す。それからボローニャでローカル線に乗り換えてモデナへ。フィレンツェからモデナまで1時間半くらいのショートトリップだったが、モデナに着くと天気が急変、間もなく雨が降り出した。
小雨の中、モデナ駅から徒歩で10分ほどの「エンツォ・フェラーリ生家博物館 (ムゼオ・カーサ・エンツォ・フェラーリ)」へ移動。博物館に近づくと、モダンなデザインの黄色い建物が目に飛び込んできた。ここは、フェラーリの創業者、エンツォ・フェラーリの生家があったところだ。
館内は、ディーノ、テスタロッサ、F40などの懐かしの車から最新のラ・フェラーリまで数々のフェラーリの名車が展示されており、各国からやってきた多くの見学者で賑わっていた。
博物館を1時間ほど見学した後、フェラーリが運行するシャトルバスに乗って本社工場があるマラネッロへ向かう。だが、モデナ郊外の田園地帯を走る間に風雨がさらに強くなってきた。はたしてマラネッロで無事にフェラーリに乗れるのか...。
話を戻す。それからボローニャでローカル線に乗り換えてモデナへ。フィレンツェからモデナまで1時間半くらいのショートトリップだったが、モデナに着くと天気が急変、間もなく雨が降り出した。
小雨の中、モデナ駅から徒歩で10分ほどの「エンツォ・フェラーリ生家博物館 (ムゼオ・カーサ・エンツォ・フェラーリ)」へ移動。博物館に近づくと、モダンなデザインの黄色い建物が目に飛び込んできた。ここは、フェラーリの創業者、エンツォ・フェラーリの生家があったところだ。
館内は、ディーノ、テスタロッサ、F40などの懐かしの車から最新のラ・フェラーリまで数々のフェラーリの名車が展示されており、各国からやってきた多くの見学者で賑わっていた。
博物館を1時間ほど見学した後、フェラーリが運行するシャトルバスに乗って本社工場があるマラネッロへ向かう。だが、モデナ郊外の田園地帯を走る間に風雨がさらに強くなってきた。はたしてマラネッロで無事にフェラーリに乗れるのか...。
次回へ続く。
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Museo Casa Enzo Ferrari (エンツォフェラーリ生家博物館)
Museo Ferrari Maranello (ムゼオ・フェラーリ・マラネッロ)
特別仕様の「ラ・フェラーリ」
エンツォ・フェラーリ博物館の展示エリア
「ディーノ206GT」
創業者の名を冠したスペチアーレ、「エンツォ・フェラーリ」
80年代の映画・ドラマにもよく登場していた「テスタロッサ」
エンツォ・フェラーリ博物館。全面ガラスの外観が特徴的
イタリア国鉄トレニタリアの高速鉄道「フレッチャロッサ」
名物のTボーンステーキ。これで500g。とても柔らかくて美味い。