3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。また、一日も早い復旧復興をお祈りいたします。


一昨日、三陸沖を震源とする国内観測史上最大(速報M8・8)の東北地方太平洋沖地震が発生。震源から遠い東京都内でも激しい横揺れが長く続いた。

都心のビル群が右に左に大きく揺さぶられる光景を目の当たりにして恐怖に震えたが、これほど大きな地震を体験したのは生まれて初めて。地震直後からJR、私鉄など鉄道全線が運転をとりやめたため、夕方以降の都内各所は帰宅難民で溢れかえり大混乱となった。

今回の「東日本大震災(東北関東大震災)」では、東北地方を中心に大きな被害が出ている。妻が岩手県出身で、妻の親戚が岩手県沿岸部にもいるため、他人事とは思えない。

岩手には大勢の友人知人がいる。一時期暮らした盛岡では、地震発生時から停電が続いたという。電力は昨日から復旧しているというが、友人から「停電復旧後に初めてテレビのニュース映像を見て、各地のあまりの惨状に大きなショックを受けた」とのメールが届いた。

嫁さんとは盛岡で知り合って結婚したが、嫁さんの実家は、岩手県内陸部の花巻市にある。花巻では震度6弱の揺れを観測したものの、幸い死者は出ていない。ただし、固定電話、携帯電話がつながりにくい状況が続いたため、昨日の午後、知人に実家へ出向いてもらい、ようやく安否確認が取れた。

岩手では、大津波に襲われた三陸沿岸部の被害が甚大で、陸前高田市のように壊滅的な被害を受けたところも多い。沿岸部の被災状況がはっきりしてくると、死者が大幅に増えるのは間違いない。

宮古市内の病院に勤務している友人の医師とは、今に至るまで連絡が取れていない。彼は地域の拠点病院の医師なので、地震直後から休みなく働き続けているものと思われる。


ところで、今回の地震によって鹿島アントラーズのホーム茨城県立カシマサッカースタジアムも被害が出た。鹿嶋市内で死者が出たり、住友金属の鹿島製鉄所で火災が発生したので、カシマスタジアムはどんな状況かと危惧していたが、予想以上の被害が出てしまった。

カシマスタジアムの被害は深刻なようだ。スタンドの階段部分が壊れ落ち、一部の座席が破損。天井部からの落下物もあり、コンクリート部分に亀裂も見られたという。(下記リンク参照)

当面の措置として、16日のACLシドニー戦、20日のJリーグ新潟戦の中止が決まった。しかし、復旧のメドは立っておらず、復旧まで数カ月、あるいはそれ以上かかるとの話も出ており、我々もスタジアム損壊の影響が長引くことを覚悟しなければならなくなった。

国家的危機に直面してるのだから、今はサッカーどころではなく、Jリーグの中止は当然だろう。ただ、少し先まで考えれば、しばらくホームで試合ができないというのは残念。Jリーグ再開の見通しも立っていないというし、人々に夢を与えるスポーツにも大きな影響が及ぶことになった。

ホームスタジアムが使えないのはアントラーズにとって大打撃だが、クラブ関係者、選手、スタッフが一丸となり、この苦境を乗り越えてほしい。また、アントラーズを支えるため、サポーターも、できる限りの支援をしていくべきだと思う。


東日本大震災は、まさに未曽有の大災害だ。
岩手県の陸前高田市や大槌町、宮城県の気仙沼市や南三陸町などを含め、つい先日まで人々が普通の生活を送っていた多くの市や町が大津波に飲み込まれ、まるで爆撃を受けたかのような見るも無残な廃墟と化した。

大津波に襲われて壊滅状態となった市街地の映像をテレビで見るたびに、M8・8の巨大地震がもたらした凄まじい破壊力を思い知らされ、本当に言葉もない…。

被災した方や被災地のために何かお役に立ちたいと思い、さっそく募金した。現地に駆けつけようと考えているが、現時点では救助や捜索活動の妨げになる可能性が高いので、ボランティアの受け入れ体制が整ってから向かうつもりだ。

日本にいるかぎり震災は避けようがなく、たとえ被災地でなくても無関心ではいられない。もちろん都内でも関東大震災クラスの巨大地震に襲われることが想定されている。普段から十分な備えをしておくようにしなければとあらためて思う。

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復旧対策本部からのお知らせ  (鹿島アントラーズ公式サイト)

シドニーFC戦の中止に関して  (鹿島アントラーズ公式サイト)


平時の茨城県立カシマサッカースタジアム
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