英語の「スクール」の語源は、古代ギリシャ語の「スコレー」…余暇やゆとりのある状態を表す言葉 | 個人用途の新速記法 EPSEMS(エプセムズ)

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英語の「スクール」の語源は、古代ギリシャ語の「スコレー」…余暇やゆとりのある状態を表す言葉

 

 

 

 

 

 

 

↓ 2019年2月2日 中日新聞 第1面 より引用

 

 

 

(春秋)

 

 英語の「スクール」の語源は、古代ギリシャ語の「スコレー」とされる。余暇やゆとりのある状態を表す言葉だ。生徒が受験の準備に追われる現代の学校とは重なりにくいが、元来、学びの場には、じっくり考えをめぐらせる落ち着いた環境が必要ということだろう。

 

 哲学者アリストテレスがアテナイに開いた学園には屋根付きの歩廊があって、そこを歩きながら弟子たちと議論をしたという。そぞろ歩きをしながら対話するスタイルは、師のプラトンから受け継いだ。教える側も、何かに振り回されることのない自由な時間のなかでなら、優れた着想が浮かびやすかったのかもしれない。

 

 こうした聖人の知の育み方を踏まえるなら、先生たちを過密な仕事から解放する学校の働き方改革は理にかなっている。教員に代わって電話応対、配布物の印刷などの事務作業をするアシスタントや、部活動の指導員を置く学校が増えている。教員の過重労働の改善は家庭の協力も要るなど課題が多いが、着実に進めたい。

 

 教員に求められるのは生徒とのコミュニケーションを深める時間をもっととることだろう。教員採用試験にも出てくる心理学用語に、「ラポール」という言葉がある。相手と心が通い合い、互いに信頼している状態を指す。良好な関係が学習の成果を生む基盤になるという。師弟の遊歩はラポールを築く効果もあったろう。

 

 

 

 

 

↓ PGTH式速記法

 

英語の「スクール」の語源は、古代ギリシャ語の「スコレー」とされる。

 

余暇やゆとりのある状態を表す言葉だ。

 

生徒が受験の準備に追われる現代の学校とは重なりにくいが、

 

元来、学びの場には、じっくり考えをめぐらせる落ち着いた環境が必要ということだろう