PGTH式速記法講義録(高速度移行型)5…大事なのは、底辺に身を置くことができるかどうかだ。 | 個人用途の新速記法 EPSEMS(エプセムズ)

個人用途の新速記法 EPSEMS(エプセムズ)

 草書派理論(CURSIVE THEORY)に基づく
  日英両言語対応の手書き速記法

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PGTH式速記法講義録(高速度移行型) 5

 …大事なのは、

   底辺に身を置くことが

    できるかどうかだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第54回 スーパーファイティング全日本空手道選手権大会の

 大会会主あいさつ より抜粋引用

  ↓

 

 

 

 

 

 なぜ、初代宗家は不動会空手道の教えの中に「底辺に身を置く」ということを説かれていたのでしょうか。

 

 

 

 

 それは、初代宗家ご自身が少年時代、父を早く病で亡くし、母もその為に過労や心労が溜まり病に伏してしまったこともあって、一家揃って餓死寸前の飢えを何度も経験したり、貧困にあえいでいた自分たち幼い兄弟妹に対する大人たちの酷く理不尽な仕打ちを受けたりと、世の中のどん底を生きた経験にあります。

 

 

 

 

 初代宗家は当時を振り返り「子供の頃、次はいつ食べ物にありつけるかわからなかったので、お腹が空くのが怖かった」と話されています。

 

 そんな中、家中で餓死寸前の時は、異変に気付いてくれた近所の人が食べ物を恵んでくれて救ってくれたそうです。

 

 

 

 

 生活費を稼ごうと、弟とふたりで遠く山奥の村までパンを売り歩きに行った時のこと‥農家の人に買ってもらい、日も暮れかけ引き返そうとすると、その人はあわれに感じたのか、それとも売れ残ってしまったら赤字になると察してくれたのか、残りの二個のパンも買ってくれたそうです。

 

 お礼を言って帰ろうとすると‥「坊主、お腹空いてるだろ‥」そう言って、そのパンをやさしく手渡してくれたそうです。

 

 温かい親切が嬉しくてたまらず、弟と泣きながら田舎道を帰った思い出を生涯忘れることはなかったそうです。

 

 

 

 

 初代宗家が「底辺に身を置く」ということを説かれたのは、困っている人を救ってあげたり、辛い思いをしている人に手を差し延べたりすることが、この世の中でどれほど大切かということを、正に身を持って体験したからに他なりません。

 

 

 

 

 翻って現代社会。

 

 置かれた立場や境遇に関係なく、困っている人や辛い思いをしている人は沢山います。

 

 時にそれは、人としての尊厳を傷つけたり、生きる力を奪ったりします。

 

 

 

 

 初代宗家も少年時代、それを嫌というほど味わったからこそ、この日本空手道不動会を指導するにあたり「いくらカラテが強くなったところで、たかがしれている。大事なのは、底辺に身を置くことができるかどうかだ」と、常に人としての在り方に厳しかったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓ PGTH式日本語速記による文例(5枚)

 (A4コピー紙、ボールペン=ZEBRA Surari  0.7)

 

 PGTH式は、50音各行への線の割り当てを伝統的な田鎖式で使われているパターンから極力逸脱しないような形で組んだもので、通常の折衷派符号よりさらに単画化を進めた形で落ち着いたものです。

 

 個人用途に特化して構成された速記法であり、さしずめ「田鎖式現代版」といったところでしょうか。

 

 個人用途を想定し、なるべく規則的で簡便な内容により、より多くの言葉を合理的に速記符号化できることをイメージして組み立てられています。

 

 

 

 

 

↑ 5-1

 

なぜ、初代宗家は不動会空手道の教えの中に「底辺に

 

身を置く」ということを説かれていたのでしょうか。それは、初代宗家

 

ご自身が少年時代、父を早く病で亡くし、母も

 

その為に過労や心労が溜まり病に伏してしまったこともあって、

 

一家揃って餓死寸前の飢えを何度も経験したり、貧困にあえいでいた

 

自分たち幼い兄弟妹に対する大人たちの酷く理不尽な仕打ちを受けたりと、

 

 

【5-1 新しい書き方等の解説】

 

少年→右のブログ記事を参照→PGTH式速記法講義録…「逆記法」(ぎゃっきほう)について http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12081687859.html

 

あって、」→ア+「~て」の位置に句読点を表す符号を書く

 

経験→右のブログ記事を参照→PGTH式速記法講義録…「逆記法」(ぎゃっきほう)について http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12081687859.html

 

 

 

 

 

↑ 5-2

 

世の中のどん底を生きた経験にあります。初代宗家は

 

当時を振り返り「子供の頃、次はいつ食べ物にありつけるか

 

わからなかったので、お腹が空くのが怖かった」と話されています。

 

そんな中、家中で餓死寸前の時は、異変に気付いてくれた近所の人が

 

食べ物を恵んでくれて救ってくれたそうです。生活費を稼ごうと、弟と

 

ふたりで遠く山奥の村までパンを売り歩きに行った時のこと‥

 

 

【5-2 新しい書き方等の解説】

 

ので→助詞「の」を2センチ大に書く

 

生活→右のブログ記事を参照→PGTH式速記法講義録…「逆記法」(ぎゃっきほう)について http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12081687859.html

 

ヤマ=1センチ大の「ヤイ」を流用

 

 

 

 

↑ 5-3

 

農家の人に買ってもらい、日も暮れかけ引き返そうと

 

すると、その人はあわれに感じたのか、それとも売れ残ってしまったら

 

赤字になると察してくれたのか、残りの二個のパンも

 

買ってくれたそうです。お礼を言って帰ろうとすると‥「坊主、お腹

 

空いてるだろ‥」そう言って、そのパンをやさしく手渡してくれたそうです。

 

温かい親切が嬉しくてたまらず、弟と泣きながら

 

 

【5-3 新しい書き方等の解説】

 

もらい→ライのみで表す→したがって、例えば「もらう」は「ラウ」で表す

 

すると→する(=「ス」を下段に書く)+トを逆方向に書く→「ト」の速記符号を逆方向に書いたもので表していますが、これは、左下方向の速記符号(5㎜大=チ、リ、シ、1㎝大=ト、ロ、ソ、2㎝大=トー、ロー、ソー)の場合であって、ひとかたまりの速記符号のつづりが縦方向の空間を多く割きそうな場合などに、臨機応変に「逆方向」に書くことも可としています

 

 

 

 

 

 

↑ 5-4

 

田舎道を帰った思い出を生涯忘れることはなかったそうです。初代宗家が

 

「底辺に身を置く」ということを説かれたのは、困っている人を救って

 

あげたり、辛い思いをしている人に手を差し延べたりすることが、この

 

世の中でどれほど大切かということを、正に身を持って体験したからに

 

他なりません。翻って現代社会。置かれた

 

立場や境遇に関係なく、困っている人や辛い思いをしている人は

 

 

【5-4 新しい書き方等の解説】

 

のは→ノにワを続けて書いたような形→結果的にノの末尾に大きな円を付けたような形

 

体験→右のブログ記事を参照→PGTH式速記法講義録…「逆記法」(ぎゃっきほう)について http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12081687859.html

 

社会→「シャイ」(シャを2倍大にしたもの)で表す

 

関係→前の符号に2センチ大の「ケー」を深く交差させて表す

 

 

 

 

↑ 5-5

 

沢山います。時にそれは、人としての尊厳を傷つけたり、生きる力を

 

奪ったりします。初代宗家も少年時代、それを嫌というほど味わった

 

からこそ、この日本空手道不動会を指導するにあたり「いくらカラテが

 

強くなったところで、たかがしれている。大事なのは、底辺に身を置く

 

ことができるかどうかだ」と、常に人としての在り方に厳しかったのです。
 

 

【5-5 新しい書き方等の解説】

 

ほど→ホのみで表す→したがって、「~というほど」は「という(=ト+イの位置右上加点)」+「ホ」で表すこととなる

 

日本→「ニョ」のみで表す

 

たかが→タカ+畳音を表す加点(=左下加点)→ちなみに「たかだか」は「タカ+極小逆V字形の畳音符号」で表す

 

ことができる→「コ+テ」のみで表す

 

かどうか→「カ+ツの位置+カ」で表す

 

常に→「ツンネ」と書いて表す

 

厳しかった→「厳しい」は「キ+シイ(=シの位置+イ)」


 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
牵手(苏芮)
YouTube
 
 
 
 
 

 

 

 

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 

 

 

 

 

 

 

.