PGTH式速記法講義録(高速度移行型)4…テイラー式の優秀性は大陸でも認められていった | 個人用途の新速記法 EPSEMS(エプセムズ)

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 草書派理論(CURSIVE THEORY)に基づく
  日英両言語対応の手書き速記法

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PGTH式速記法講義録(高速度移行型) 4

 …テイラー式の優秀性は

   大陸でも認められていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Encyclopedia Britannica 1911
www.theodora.com/encyclopedia/s/shorthand.html‎ より抜粋引用したテイラー式についての記述 ( 意訳 : by deme7 )

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 このテイラー式というシステムは、速記という技術を確立するために、イギリス及び海外において、それまでに出現したいずれのものよりも多くのことを果たしたとも言える。

 

 バイロム式の簡潔さと同様に、よりシンプルな構成を持っている。

 

 w をあらわす記号が2種設定されている点を除き、各速記記号は1種以上設定されることはない。

 

 ( 過去の速記システムの一部において ) 母音をあらわすために子音記号に付される5箇所の位置というのが多過ぎたことを考慮し、これらとは異なる一つの極端な方法として、テイラーは任意の位置に点を付すといったように、すべての母音表示を同等に扱うこととした。

 

 彼は、母音が単語の最初や最後に来ることで強くはっきりと聞こえる場合などを除き、母音というものがはっきりと発音されないことに着目していった。

 

 任意に ( 恣意的に、独断的に、気まぐれに ) 母音表示をするか否かを判断するといったあいまいな方法を彼は完全に放棄したということである。

 

 テイラー式の優秀性は大陸でも認められていった。

 

 このシステムはフランス、イタリア、オランダ、スウェーデン、ドイツ、ポルトガル、ルーマニア、ハンガリーなどでも使用されるようになっていった。

 


 This system did more than any of its predecessors to establish the art in England and abroad.

 

 Equal to Byrom's in brevity, it is simpler in construction.

 

 No letter has more than one sign, except w, which has two.

 

 Considering that five vowel places about a consonant were too many, Taylor went to the other extreme and expressed all the vowels alike by a dot placed in any position.

 

 He directs that vowels are not to be expressed except when they sound strong at the beginning and end of a word.

 

 Arbitraries he discarded altogether.

 

 The excellence of Taylor's method was recognized on the Continent.

 

 The system came into use in France, Italy, Holland, Sweden, Germany, Portugal, Rumania, Hungary.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓ T230H式英文速記とPGTH式日本語速記による文例(5枚)

 (A4コピー紙、ボールペン=ZEBRA Surari  0.7)

 

 T230H式は、テイラー式に多少のアレンジを加えたもので、ここでは母音表示としてはピットマン式のものをほぼそのまま使っています。(母音省略しても判読できそうなものは極力省いて書いてあります。)

 

 また、PGTH式は、50音各行への線の割り当てを伝統的な田鎖式で使われているパターンから極力逸脱しないような形で組んだもので、通常の折衷派符号よりさらに単画化を進めた形で落ち着いたものです。

 

 個人用途に特化して構成された速記法であり、さしずめ「田鎖式現代版」といったところでしょうか。

 

 T230H式、PGTH式のいずれも、個人用途を想定し、なるべく規則的で簡便な内容により、より多くの言葉を合理的に速記符号化できることをイメージして組み立てられています。

 

 

 

 

↓ 5-1(PGTH式日本語速記の解説)

 

という→ト+イの位置右上加点

 

確立→「〇ク×〇ツ」の書き方=右ブログ記事の画像4-4参照【PGTH式速記法講義録…長線文字、二重長音、外来音の書き方、主な短縮文字 http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12076788961.html

 

ために→「ため=下段にメ」+「ン」で表す

 

海外→カとガを完全平行状態に書く

 

において→上段にオ

 

より→下段にヨ

 

 

 

↓ 5-2(PGTH式日本語速記の解説)

 

種類→「シュ+ル」のみで表す

 

除き、」→「ノソ+クの位置」に句読点の「、」の速記符号を書く

 

 

 

↓ 5-3(PGTH式日本語速記の解説)

 

方法→ホ+極小逆V字形の畳音符号

 

として→右上に離してト

 

といった→「~という(=ト+イの位置右上加点)+タ」

 

同等→ドとトを完全平行状態に書く

 

 

 

↓ 5-4(PGTH式日本語速記の解説)

 

場合→「ヒャ」のみで表す

 

着目→「チャ+モ」のみで表す

 

か否か→カ+イの位置右上加点+カ

 

である→「~で」の位置から「ある(=ア)」を書く

 

 

 

↓ 5-5(PGTH式日本語速記の解説)

 

優秀→「ユ+シュ」のみで表す

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

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If I Keep My Heart out of Sight lyrics
(James Taylor)
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