PCを使用してのボーカル録音に必要なものリスト。 | 宅録・ミックス・DAW・歌ってみた(ニコ動)の話なんかを・・・

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ニコニコ動画の歌ってみたや録音ミックスについて、歌ってみたミキサーのでむでむが書きます。各種ケーブルの製作販売もしてます。

昨日に引き続き、真面目に書きますよ!
TwitterではTE●GAのレビューがとか言ってますけどねえぇ、そんなの書いて消されるのはツライのでやりませんよえぇ。

前回はプロの現場の流れっていうものをサラーーーっと大まかに書いてみました。
ので。
今回からはもっとぐっと宅録に寄り添って色々書いてみたいと思います。
もちろん歌録り中心です。最初はかなり基本的なことから書いていくことになると思いますが
その辺は復習気分で見てみてください。
今回は宅録に必要なものリストから!
では!!

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【ボーカル録音に必要なものリスト】
1■マイク
2■ホルダー(マイクに付属しているものでOK)
3■マイクケーブル
4■モニターヘッドホン
5■ポップガード
6■マイクスタンド
7■オーディオインターフェイス(あるといい!というか無いと不便)
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1■ボーカル録音に必要な機材といえば当然マイク。
マイクには大きく分けて二種類、ダイナミックマイクコンデンサーマイクがあります。
ダイナミックマイクのほうがどちらかといえば音質は中域よりで、大音量にも割りと耐え、多少荒く扱っても壊れない程度には頑丈です。
中域寄りなので声のツヤ感や繊細さを表現するのはあまり得意ではありませんが、独特のかたまり感とパワー感が得られます。
また大音量に耐えられる分、小さい音量は多少あいまいになります。歌の表現を載せにくいという弱点でもありながら、宅録環境においては「余計な音を拾いにくい」というメリットでもあります。安価なものもたくさんありますし、歌ってみた等宅録の場合はダイナミックマイクを選んでまず間違いありません。
エアコンや外の音、PCの音など環境ノイズや部屋の反響は抑え、歌の必要な部分はしっかり収録してくれる、宅録にはぴったりのチョイスだと思います。

一方コンデンサーマイクは、ファンタム電源という電源を必要とするタイプの高感度なマイクです。音質は低域から高域まできれいに収録でき、声のつややかさやキメこまかさ、繊細な表現まで丁寧に拾ってくれます。表現力豊かなボーカリストは、自分の歌がそのまま伝わる感じがとても気持ちいいと思います。
ただし、基本的には大音量に弱いです。声が大きい人は割れてしまうこともあります。
また、感度がいいので部屋の反響やノイズもよく拾います。
値段もダイナミックマイクと比べると少し高めです。
環境が整っている場所で録音するのであれば、コンデンサーマイクはとてもおすすめですが、自宅で気軽にとはいきにくいマイクです。


2■マイクホルダー
マイクとマイクスタンドを固定するのに使います。
マイクホルダーはマイクを購入した際に付属していたもので構いません。
コンデンサーマイクの場合はゴム等でぶら下げるタイプの「サスペンション」になっているものもあります。


3■マイクケーブル
マイクとオーディオインターフェイスを接続するのに使います。
ケーブルの両端がXLR(オス)-XLR(メス)の物を用意してください。
これに関しては、僕が製作販売しているものがあるのでぜひ!
値段は安い部類だと思いますが、これを使ってもらえれば大丈夫!という物にはなっています。よかったら!
http://ameblo.jp/demdemmix/entry-11167690362.html


4■モニターヘッドホン
いわゆる普通のヘッドホンです。
歌うときにオケや自分の声を聴くために必要です。
普段慣れている物でも構いません。装着感や聴こえ方で歌いにくいこともあるので自分に合った物を選んでください。


5■ポップガード
「ふ」や「ぼ」と言った発音でマイクが吹かれてノイズになるのを防ぎます。
ボーカル向けのダイナミックマイクの場合、口元に来る丸い部分(グリル)がポップガードの役目をしているものも多いので、絶対に必要といったわけではありません。
備えあれば・・・です。
感度が高いコンデンサーマイクの場合はぜひ使用をオススメします。


6■マイクスタンド
マイクのスタンドです。
自分の歌い方があるとは思いますが、出来たら立って歌うことをオススメしたい!
やっぱり力の入り方が違うと思います。
あと・・・僕の周りには卓上用のものを使用している方もいますが、その机の上にはPCも一緒に乗ってる方が多かったのです・・・
・・・・マイクスタンドもマイクに音を伝えます!PCのノイズがスタンドを伝ってマイクに入ります。もちろん距離的に近いこともよくありません。
ぜひ、スタンドは床に置いて立って歌えるくらいの高さの物を選んでください。
もう一度いいますが、スタンドも音を伝えます!床置きならOKというわけでもありません。足音や車の音、他の部屋の足音まで伝えます。スタンドの下にカーペットを敷くなどの工夫もしてみてください。


7■オーディオインターフェイス(IF)
マイクで拾った音をPCに取り込むための物です。
また、取り込んだ音をIFを通して高音質で再生することも可能です。
上記の機材やアクセサリの中では一番金額が高いです。
正直、IFがなくてもPCに音を取り込むことは可能です。
IF持ってないです・・・という方のミックスもたくさんしてきました。
ただ、やっぱりそれはあくまでもPCのオマケ的な「しゃべり」をPCに取り込むための機能であって、音楽・歌は想定されていません。
ノイズも多ければ、「しゃべり」が聞こえやすいような音質処理を施されてしまっている場合もあります。
歌を録音してみたい、人に聞いてもらいたいという思いであれば、せっかくなので用意してみてはどうでしょうか?
安いものなら一万円を切ります。
録音編集ミックスまで出来るソフトも付いてきます。
今までPCやiPodで聴いていた音楽もIFを通して聴くとグンと音がよくなったりします。
ぜひ!導入を検討していただきたいものです。
参考までにいくつかおすすめを・・・。

TEAC TASCAM パソコン用オーディオインターフェイス US-122MK2
TEAC TASCAM オーディオインターフェイス US-100 (コンデンサーマイク不可)
EDIROL 24-bit USB Audio Capture UA-25EXCW


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と、歌録りに必要なものを書いてみました。
他にも、あると便利系は色々ありますが、ベーシックな部分をまずは。
ちょいちょい小ネタを挟んだつもりではありますが、すでにバシバシ活動してらっしゃるみなさんには退屈でしたよね・・・。
歌い手始めたい!宅録始めたい!という方にも読んでいただけたらという思いで書いてみました。参考になれば!