《諜報界の世界支配を終わらせる》田中 宇   2025年2月9日   

 

トランプ米大統領が、米英諜報界(DS)による世界支配を終わらせようとしている。トランプは、CIAの全員に退職を勧奨し、発展途上諸国に「支援」のふりをして政権転覆など内政干渉してきたUSAIDをいったん潰した。

 

次は、トランプ傘下のイーロン・マスク(DOGE)が国防総省に対して不正捜査を開始する。国防総省の最重要機能は、兵器を使う戦闘よりも、敵(や味方)に対する情報分析と人的な策動、つまり諜報だ。米国の兵器開発がやたらに高額なのは、資金の一部(大半?)が諜報活動に横流しされているからだ。国防総省を調査すると、いろんな不正が出てくる。

(DOGE to audit Pentagon)

🔹米諜報界の本質は大英帝国(世界覇権)だ。第二次大戦中に英国が米国に諜報機関の創設を勧め、英諜報界が米国にCIAなど諜報界を作って以来、英国(在米傀儡=英国系)が米諜報界を牛耳ってきた。

 

米国は、対独参戦と引き換えに英国から世界覇権(大英帝国)を継承したが、戦後の米覇権を運営したのは英傀儡の米諜報界(DS)だった。

諜報界は、戦争や対立を必要としている。世界が平和でみんな仲良しだと、仲の良い相手をスパイして得た秘密を使って内政干渉するのは悪事・不正行為になってやりにくい。冷戦構造など世界が対立的だと、敵国を潰すためのスパイ活動が必要になり、諜報界が重視される。

 

諜報界は、米国内や同盟諸国もスパイして、言いなりにならない政治家などを潰していく。諜報界は、自分たちの権力や覇権を維持するために、冷戦やテロ戦争などの戦争構造を恒久化しようとする。

諜報界が世界支配している限り戦争が頻発する。中国やロシアは永遠の敵だ。イスラム主義者は諜報界(英国系とリクード系)のうっかり傀儡・好都合な敵だ。

(米国が英国を無力化する必要性) 

 

↓つづく

https://tanakanews.com/250209deepstat.htm...

 

 

 

 

 

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