Facebookより ホントその通りなりショボーン

 

印鑰 智哉

 

世も末国会という言葉しか浮かばない国会が閉会。裏金問題に注目が集まり、支持率が最低ラインなのに、数々の戦時法案が成立していった。食・農の分野でも国が生産者に強制ができる食・農の戦時法である食料供給困難事態対策法案と、それとセットになった食料・農業・農村基本法も成立してしまっている。どうお前はそれに抗ったのかと問われれば、抵抗らしい抵抗もできなかったと答えるしかない。

 

 空恐ろしくなるけれども、政府はまったく危機に対応する能力を失っている。にも関わらず、強権だけは手にしている。国が酷い状態なら地方自治体から変えていくといいたいところだけど、その地方自治体に対して、非常時を理由に国が強制的権力を行使することを可能にする地方自治体法改正も通ってしまった。中身のない政権のはりぼてだけが強化され、変えることがより困難にされてしまったと言える。

 

 今後、気候危機と生物絶滅危機の同時進行で、食の生産はますます困難になる。こんな困難な中でどう人びとの生存を可能にしていくのかが大きな焦点にならざるをえないのだが、こんな局面になっても、政権勢力は自分の利権拡大以外は目に入っていないのだろう。政権はビジョンも示せず、現実を認識しようともしていない。

 

 もっとも法案は成立したら、もう終わり、では当然なく、この戦時法体制との闘いが今後、始まることになる。悪法も法だから従うというのではもう戦争も破滅も防げなくなる。

 

 抵抗する、可能な限りビジョンを示しながら、全力で。戦争のことを考えざるをえない日に改めていつまで続くかわからない日々をかけて誓う。

 

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『 遺した言葉 』

世界のどこかで

誰かが被っている不正を

心の底から

深く悲しむ事の出来る人間になりなさい。

 

・・チェ・ゲバラがボリビア山中で戦いの最中敵に追い詰められ

  自分の死を予感して子供達に遺した言葉 ・・

 

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