■都知事の学歴詐称疑惑を実名証言

 …カイロ時代のルームメイト 北原百代〈小池さん、洗いざらい真実を〉

 

 

 小池百合子・東京都知事の学歴詐称疑惑で新展開です。小池氏のカイロ留学時代のルームメイトだった北原百代さん(83)が、4月末、都内でメディア数社に詳細な実名証言をおこないました。

 私がアラビア語を勉強するためにカイロに渡り、安い宿に宿泊していた1972年春ごろ、三菱商事の社員の方が小池百合子さんを同居相手として紹介してくれました。私は快諾し、一緒に部屋を探して同居を始めました。

 

●辞書も持たずに

 当時19歳の小池さんは、普通の若い女性で、あまり口数が多くない印象でした。小池さんが日本人留学生と結婚して新居に移る73年2月まで同居しました。小池さんは、お父さんの取り計らいで73年10月にカイロ大学の2年に「編入」されたと聞きました。しかし、その後に離婚され、75年年末に「また北原さんと一緒に暮らしたい」といわれ、再び同居を始めました。小池さんは76年5月の進級試験に向けて勉強を始めました。しかし、2度目の同居を始めた時、小池さんから「(アラビア語の)辞書を貸して」と言われて、「辞書も持たずにどうやって勉強していたんだろう」と驚きました。

 

 5月の進級試験の結果、7月の結果を掲示板に見に行った小池氏は、「落ちちゃった」と「肩を落として」帰ってきました。そして、大学教授のところに相談に行き、「あなたは最終学年ではないから、追試を受けることができない」と言われたといいます。

 

 その後、小池さんはJALの現地スタッフとして働き始めましたが、76年の9月終わりから10月にかけて、「急いで日本に行かなくてはいけない、でもお金が足りない」と言いだし、身の回りの物を売り、渡航費用に充てました。

 

●落第してしばらく後、彼女が差し出した新聞記事のコピーには、〝カイロ大学を日本人女性として初めて卒業〟。「そういうことにしちゃったの?」と問うと、「うん」と答えた。

 

 小池さんは11月半ばにカイロに帰ってきますが、「これ見て」と差し出された日本の新聞記事のコピーには、「カイロ大学文学部社会学科を日本人女性として初めて卒業した」などと紹介されていました。私は驚がくしました。「そういうことにしちゃったの?」と問うと、小池さんは「うん」と答え、日本に帰国するときには「日本に帰ったら本を書くつもり。でも、そこに北原さんのことは書かない。ごめんね。だって、バレちゃうからね」と話しました。本は5年間のカイロ留学時代を書いたものなのに、2年間同居していた私のことや結婚のことは一切書かれていませんでした。

 

 アラビア語は、口語と文語が分かれていて、大学の教科書や授業では文語が使われています。文語はエジプト人ですら使えない人が多い。それを日本人が習得するのは並大抵の努力ではできません。小池さんの当時のアラビア語のレベルは、市場での買い物ができるぐらいのもの。私も外出先で小池さんがアラビア語で流ちょうに話すところは見たことがありません。

 

●コネと金が全て

 エジプトという社会は、コネとお金がものをいうところです。権力とお金があれば、いろんな証明書はいくらでも作れます。しかも、軍事国家でアラブの春以来政情が不安です。日本はエジプトに多額のODA(政府開発援助)を出しています。小池さんが大臣になってから、私はエジプトに住んでいることが不安になり、日本に帰国しました。

 

 昨年、『女帝 小池百合子』(石井妙子著)の文庫化が決まったときに、以前は仮名だった証言を実名にしました。ジャニーズの性加害をBBC(英国放送協会)が報じ、被害者が実名で告発証言をし、日本メディアもついに報じました。本名を出すことに効果があると学びました。

 

 小池知事の学歴詐称の偽装工作に加担したと、小池氏元側近の小島敏郎さんが告白しました。カイロ大学を「卒業」したとエジプト大使館のフェイスブックに学長の声明文が掲載されたことに関ってです。小島さんは、公民権上失職するかどうかを外国に握られていることは「国益上、大問題だ」と指摘していましたが、その通りだと思います。

 

 小池さんは真実を、偽装と隠ぺいを洗いざらい話してほしい。そして、今後の人生を潔白に歩んでほしいと思います。

 

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東京新聞の記事

立憲民主党は「立憲」の言葉を外して名称変更しろ

共産とれいわ以外の6党は危険思想だ!!

 

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