■武田砂鉄のいかがなものか!?

 … (58)頑張りますとか言ってんじゃねぇよ

 

 

 4カ月連続、同じ内容を書く。裏金をつくっていた自民党議員はなぜ辞めないのだろう。世論調査の多く岸田政権の支持率が微増している。ゴールデンウィーク中に外遊に励み、その様子をニュースで見かけ、「頑張っている」と思った人がいたのだろうか。去年の今ごろも、議長国の順番がまわってきたG7サミットを取り仕切る様子を見たからか、支持率が上昇していた。

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 「やってる感」にもうちちょっと厳しくありたい。これに厳しくなれないと、抜本的な改善ではなく、どうすれば「やってる感」を出せるかの調整や挑戦が始ま「やってる感」をいかに出すかを考えながら、これまで通りの手口を温存できないか、露骨な画策が進んだ。

 4月末に行われた補欠選挙では、東京・島根・長崎の三つの選挙区で、自民党は全敗に終わった。その後、「補欠選挙は負けてしまったけど、これから頑張ります、と言っている自民党」と「補欠選挙に勝ったけど、本格的に支持を受けたわけではないので頑張らなくてはいけない野党」の構図の中で、どちらを評価するのか、との議論が起きている。

 これ、おかしい。話を進めすぎだと思う。裏金問題の責任をとっていない人にとって、「厳しい結果。これから頑張ります」という状態は素早く手に入れたいものだ。「これから頑張ります」に対して「頑張りますとか言ってんじゃねぇよ」と返すと、返したほうが冷たい人間に見える。「これから頑張ります」を言う人は、よくわからないスケールで話し始める。一例をあげる。

 党員資格停止1年間の処分を受けた西村康稔議員、4月24日に、SNSに飛行機から撮影した富士山の写真を載せた上で、「党の処分がなされて以降、説明・お詫びなど重ねています。地元各地域の春祭りも伺っています。昨日は、靖国神社を参拝しました。英霊の安らかに眠られんこと、そして日本の平和と繁栄に全力を尽くすことをお誓いした次第です。地元へ戻る機内からは雲の上に美しい富士山。この美しい国土を守ります。」と書いている。

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 これ一体、何なんだろう。「美しい国土」に帰結させつつ、これから頑張ると言っている。英霊がどうのこうのとも言っている。原点に戻ってきたと評価してくれる人に向けた投稿なのだろうが、冷静にならなければいけない。

 彼は政治倫理審査会の場で、中途半端な答弁に終始した1人である。「知らなかった」と繰り返した。あまりに不十分だった。知っていることを全て語ったとは言えない状態のまま、なんとなく注目されなくなった。

 そう、今回の裏金問題、登場人物が多すぎて、「なんとなく注目されなくなった」人がたくさんいる。それはなぜか。みんな、「なんとなく注目されなくなる」のを目指したからである。裏金をつくっていた議員が、そのまま居座っている。おかしい。辞めなければいけない。ずっと言っている。言わなくなるのを待っている人たちがいる。(たけだ・さてつ ライター)(毎月1回掲載)

 

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ムキーッムキーッムキーッムキーッ!!!!!!!!

 

ゲッソリ

叫び

 

 

ドクロ

 

ムキー

 

 

!!!!!!!!!!!!!!

 

 

クズばかりなりドクロ

 

 

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「人間の壊れたイメージは、分単位で、細胞単位で移動する...。

貧困、憎悪、戦争、警察犯罪者、官僚主義、狂気、これらはすべて人間ウイルスの症状である」

~ ウィリアム・S・バロウズ