Facebookより

 

東京新聞望月衣塑子記者と歩む会で出逢った人たちの会

 

小泉今日子さんがTBSドラマ「不適切にもほどがある」第8話に本人役で出演。役どころは一人、喫茶店で読書する小泉今日子さん自身。幼い頃から「本を頼りに生きてきた」と書評本まで出している彼女の言葉。「携帯電話が必需品になりすぎているの、個人的には少し危うい気がしています。私は業務以外だと、ほぼ携帯を触らないんです。あまり重要じゃないというか、頼っていない。でも、電車に乗っているとみんな携帯を見ていますよね。なんとなく、携帯に頼りすぎると勘が鈍ってしまう気がして。友だちと遊んでいて、どこかでお茶しようかと言うと、すぐに携帯で近場のカフェを検索してくれるじゃないですか。そうではなくて、知らない街をブラブラ歩きながら、お店を見つけるのも楽しい。いいお店かもとなんとなくの勘で足が向いたお店に入る。そういうことを繰り返して勘を養っておかないと、つまらなくなってしまうと思います。人としても、人生も。私がプロデューサーを務めた舞台に出ていた若い俳優さんが、主演の満島ひかりさんに質問していたんです。僕になにかアドバイスするとしたら、なんでしょうかと。そうしたら『この会場に来るときに、毎回違う道を歩けばいいよ』って、ひかりさんが言ったんです。たまたま耳に入ってきたその言葉がとても印象的で、いまでも鮮明に覚えています。単に勘を養うためだけじゃなくて、生きる楽しさや人間としての面白味って、そういうところにあるのかもしれない、と感じました」

 

 

 

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